一般コラム
街紹介

浮間の由来

皆さま、こんにちは
かたつむりネット営業室の田中です!
今月の街角エッセイは
浮間の由来
ぜひ、ご覧ください!

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浮間”の由来ですが、
荒川に突き出した半島状の地形が
浮島のように見えたため起きた地名と云われています。
また、「浮間ケ原」とも呼ばれて
昔は、サクラソウの名所でありました。
現在は自生しているサクラソウは無いそうです。
ちょっと残念ですね。


荒川は昔から、「荒ぶる川」と言われ
多くの洪水を引き起こしています。
そんな恐ろしい面とは別に、
普段この界隈は
サクラソウが自生し豊かな水量を誇る肥沃な土地として、
人々に愛されていたのだと思います。
なぜかというと、
江戸時代からこの浮間地区に伝わる
節分行事や風習を
現在の子供たちに丁寧に伝えていく運動からも
読み取れる気がします。
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鬼はー外!」と豆を投げ終えた後に
家から追い出した鬼が戻ってこないように
襖を「ピシャ!」と閉じるのが
浮間地区の豆まきの特徴とのことです。
投げる豆を鉄なべに入れて煎る時にも
田んぼの虫もチーリチリ・畑の虫もチーリチリ」と
害虫を駆除して豊作を願う掛け声を
唱えながら行います。
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昔からある伝統・風習を
次世代に伝えていく運動を積極的に行うことは、
その土地が愛されていないと
なかなか難しいことだと思います。
余談ですが、
現在のJR埼京線「浮間舟渡」駅周辺には
多くのマンションが建ち、
埼京線から見る、そのマンション群が
現代の浮島のように見えてしまいます。