中古マンション購入の豆知識。今回のテーマは、 『 中古マンション購入と保険 』 です。マンション購入にかかわってくる主な保険は以下の３つになります。
① 団体信用生命保険 ② 火災保険 ③ 地震保険
それぞれどんな保険なのか、加入した方が良いのか。 購入前に確認し、検討しておきましょう。
【目次】 ① 団体信用生命保険 ・ 団体信用生命保険とは② 火災保険 ・ マンションと火災保険 ・ 火災保険の入り方 ③ 地震保険 ・ 地震保険とは ・ 地震保険の入り方 ・ 保険料の控除
マンション購入と保険① 団体信用生命保険
■ 団体信用生命保険とは
マイホームを購入する際、多くの方が住宅ローンを利用します。 住宅ローンを利用する場合、団体信用生命保険への加入が原則義務付けられています。 団体信用生命保険に入ると、住宅ローンの借主が死亡したり、 高度の障害状態になったりした場合、 借主に代わり、住宅ローンの残高を全て返済してもらえます。
■ 団体信用生命保険のメリット
ほとんどの住宅ローンの商品に義務付けられている（支払う金利に保険料が含まれる） 形となりますので、別途保険料を支払わなくても、 住宅ローンを借りるだけで、保障が付いてきます。 住宅を購入せず賃貸で暮らしていると、 家計を支える人が亡くなったとしても家賃を支払わなくてはいけませんが、 住宅ローンを組んで住宅を購入すれば、 借主が亡くなるなどした場合でも、残された家族がローンを負うことなく 自宅に住み続けることが可能です。
■ 団体信用生命保険の種類
団体信用生命保険の基本は、上記のような内容ですが、 最近では、「３大疾病特約」「８大疾病特約」のように、特定の病気にかかった場合、条件を満たせば、それ以降の住宅ローンの支払いが不要になるという特約が ついた商品も多くなってきています。 住宅ローンを選ぶ際は、金利や借入期間などももちろん大切ですが、 どのような団体信用生命保険に加入できるのかも確認しましょう。■ 団体信用生命保険に入れないケース
団体信用生命保険は、「保険」になりますので、加入時に健康状態の申告が必要です。 健康状態に問題があり、団体信用生命保険に入れないと、 団体信用生命保険への加入が必須のほとんどの住宅ローンの借入ができません。 その場合は、割増保険料などの条件を付けて加入できる「ワイド団信」に加入する、 もしくは団体信用生命保険の加入なしに借入できる「フラット３５」を利用して住宅ローンの 借入を行います。
中古マンション購入と保険② 火災保険
■ マンションと火災保険
マンションを購入し、火災保険に入ると、所有するお部屋（専有部分）に関して、 火災等の災害時に補償がされます。 火災も心配ですが、マンションの場合、漏水がトラブルになることも多いです。 商品にもよりますが、一般的な火災保険に入っておくと、 部屋内の水のトラブルのみでなく、上階から水が漏ってきた際などにも補償がされます。 火災保険の加入は任意とはなりますが、住宅ローンを組む場合は必須になることもあります。 さまざまなトラブルに備えておくためにも加入しておきましょう。
■ 火災保険の入り方
火災保険はいつでも入ることができますが、購入後すぐに補償が受けられるよう、 マンション購入時に入っておくと良いでしょう。 保険料は、建物の構造や、広さ、加入期間によっても変わってきますので、 購入を検討する物件が出てきたら、大体の保険料がいくらくらいになるのか確認しましょう。 支払いは、月払い、年払い、一括払い（最長１０年）が選択できます。
中古マンション購入と保険③ 地震保険
■ 地震保険とは
地震保険は地震の被害を補償してくれる保険となります。 地震で被った直接の損害の他、地震が原因で起きた火災も補償の対象となります。 （なお、このような火災は火災保険では補償されません。） 地震保険は任意の加入となりますが、地震保険単体では入れません。 火災保険とのセットでの加入になりますので注意が必要です。
■ 地震保険の入り方
地震保険は火災保険に付帯する契約となりますので、 火災保険と一緒に申し込むことになります。 （はじめは火災保険のみで後で地震保険も加入する、ということも可能です。） 保険料は建物の構造の他、立地の都道府県によっても異なります。 なお、保険料や補償内容は保険会社が変わっても同じです。
■ 保険料の控除
地震保険料 は、一定額が所得税・住民税の課税所得控除の対象となります。 「地震保険料控除証明書」が届きますので、申告しましょう。
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～最後に～ 『 中古マンション購入と保険 』 いかがでしたでしょうか？ご自身やご家族、ご自身の財産を守っていくうえで大切な内容となりますので、 まずは一通り、どのようなものか確認しておきましょう。
ご不明点などございましたら、 当社グループ会社の保険代理店・オークラヤエージェンシーまでお問い合わせください。
ご購入に関するご不安点を少しでも軽減できるよう、お役にたてれば幸いです。 購入時の不安点を軽減して快適なマンション生活を手に入れてくださいね。
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