一般コラム
街紹介

五反田の由来と現在

皆さま、こんにちは
オークラヤ住宅の田中です!
今月の街角エッセイはこちら!
 五反田由来現在 

*✤ 五反田の由来 ✤*
目黒川の谷が東西に割れ、
谷周辺の水田が一反田(1反約300坪)5倍五反田あったことから
人々が五反田(ごたんだ)と呼ぶようになったと云われています。
1911年(明治44年)、五反田駅が開業したのを契機に
地域名称だった五反田は、駅名となります。
それとともに「五反田」は駅周辺の総称となり、
目黒川に面した小さな集落も急速に発展していきます。
近年では、「ソニーの城下町」として知られています。
「ソニーの城下町」になるはるか以前に
同地にある徳蔵寺に「天狗の宿り松」という話が残されています。
・ ~ ・ ~ 「天狗の宿り松」のはなし ~ ・ ~ ・
江戸時代、柳生藩(大和国・現在の奈良県)の下屋敷が
徳蔵寺の隣にありました。
屋敷には3本の松がありましたが、
そのうち2本の松の木を切ることになり、
職人が1本切、2本目を切りにかかった時、
誤って木から転倒して大けがをしてしまいます。
その話を聞いた大和国在中の殿様が
「最後の松は切ってはならぬ、大切に扱いなさい」
と指示しました。
その指示を聞くといっても
江戸と大和はとても離れています。
”その日の出来事がその日のうちに殿様の耳に届き、
同日に殿様の指示も下屋敷に届くというのは
人間技とはとても思えぬ、
これは天狗が伝えたのに違いない”
という事になりました。
その後いつしか、この残された松は
「天狗の宿り松」
と云われるようになりました。
・ ・ ・ ・
この「天狗の宿り松」がある場所の近郊に
数々の家電製品やデジタル機器を開発してきた
ソニーの拠点ができることと、
なにか関係があるのかもしれません。

*✤ 五反田の現在 ✤*
* 五反田の魅力を紹介 *


アクセスの良い好立地

現在の五反田は、「交通の便がとても良い街」という印象です。
五反田駅は
JR山手線 / 都営浅草線 / 東急池上線
が乗り入れており、
渋谷…約7分 、品川…約5分 、新宿…約14分 、東京…約17分
に乗り換えなしでアクセス可能です。
目黒川沿いの桜 & イルミネーション
目黒川沿いは都内でも有数の桜の名所!
になると
池尻大橋から東急目黒線下の亀の甲橋(品川区)まで
約4kmにも亘って川の両岸を約800本のソメイヨシノが咲き誇ります。
夜にはボンボンの灯りに照らされた美しい夜桜も拝むことが出来ます。
また、ここにはにも桜が現れます!
それは「冬の桜」と云われている
五反田ふれあい水辺広場及び目黒川沿道のイルミネーションです。
寒空の中咲き誇る桜の灯りで心が温まります。
また、このイルミネーションは驚くことに100%自家発電!
家庭や飲食店で使い終わった廃食油を回収し
バイオディーゼル燃料にリサイクルして使用。
エネルギーの地産地消」を実現しています。
「このイベントを通して今後の電力の在り方を見直すきっかけになれば」
という素晴らしい志で取り組まれています。
サンリオ発祥の地
1960年、サンリオの前身である「山梨シルクセンター」が日本橋にでき、
1973年に社名を「株式会社サンリオ」に変更し五反田に移転しました。
その後五反田にある「TOCビル」に
レストラン第1号となる「サンリオ・サロン」をオープン!
それから「ハローキティ」「パティ&ジミー」など
おなじみのキャラクターが誕生していきました。
※現在本社は五反田から大崎に移転しています。
また、五反田に古くからある「TOCビル」ですが、
『ユニクロ』でおなじみの
ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏が、
前身の小郡商事時代に故郷、山口県宇部市から
紳士服の仕入れに通っていたのがこの「TOCビル」でした。
ソニー、ユニクロ、サンリオなど、
さまざまな商品を生み出した企業と関わりの深い五反田。
現在も多数のベンチャー企業が集まる五反田から
また大きな企業が誕生するかもしれないですね。
それでは、次回もお楽しみに…