一般コラム
街紹介

<戸田市>都心へのアクセスも良好!埼玉県一若い街:戸田市

<戸田市>都心へのアクセスも良好!埼玉県一若い街:戸田市
2月に入り、乾燥した天気が一転、
雪が降るようになってきましたね。
もともと関東地方の冬は、晴天の日が多いことで有名ですが、
2月後半あたりから、天気が崩れるようになってきます。
これは、この時期に関東地方に雨や雪をもたらす
「南岸低気圧」が発生しやすくなるためだそうです。
しかし、時に大雪をもたらす南岸低気圧が発生するということは、
逆に大陸からの寒気が弱まってきていることを示すようで、
春の訪れを告げる役割もあるようです。
ということで、春は着実に近いづいているようですが、
昨年を思い出してみると、2018年の桜の開花は3月17日で、満開は24日でした。
これは統計開始以来3番目の早さらしく、皆さんも
慌ただしく花見をセッティングされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ということで、今年も昨年通りにいけば、
あと一か月程で、春本番ということになりますね。
平年の開花日は3月24日前後ですので、楽しみです。
暖かい春はもうすぐです。
さて、東京オリンピックゆかりの地、第2弾は
埼玉県「戸田市」です。
 戸田市の紹介
戸田市は埼玉県の南部に位置し、
市内を流れる「荒川」を渡ると東京都に接する
人口約13万人の県境の街です。
市内には「JR埼京線」が走っており、埼玉県一の繁華街「大宮」と
東京方面では「池袋」「新宿」「渋谷」まで乗り換えなしで
アクセスができる交通が便利な街です。
戸田公園駅から埼京線利用で
池袋:約16分
新宿:約21分
東京:約31分
(赤羽から上野東京ライン利用)
また、東京外環と首都高速が交わる「美女木JCT」もあり、
物流の要所としても有名です。
毎年夏になると、荒川を挟んで、戸田側で「戸田橋花火大会」
板橋側で「いたばし花火大会」が同日開催をされ、多くの人で賑います。
同じ場所で別々の花火大会をする珍しい形式です。
 戸田に残る東京オリンピックのゆかりは?
さて、戸田市はこの荒川沿いの土地を活かして、様々な施設が誕生しました。
その一つが「戸田漕艇場(戸田ボートコース)」です。
~ゴール地点から~
この戸田漕艇場は1964年の東京オリンピックの
「ボート会場」として使用されました。
しかし、このコースの当初の建設は
1964年の東京オリンピックためではありませんでした。
もともと東京は、1940年のオリンピック開催地となっていましたが、
戦争が激化したのをきっかけに開催を辞退した経緯があります。
しかし、市内を流れる「荒川」の治水対策もかねていたので、
建設は続行され、1940年に完成しました。
その後、1964年のオリンピック開催地に再び東京が選出され、
戸田漕艇場はやっとボート競技の会場として
使用されることになりました。
では、コースの紹介です。
全長は2500mの日本最大規模の静水コースです。
全長に比べて、幅は約90mしかありませんので、
とても長細く、先が果てしなく感じます。
水上の滑走路のようです。
~桟橋から~
訪問は日曜日でしたが、多くの学生らが練習をしていました。
特に長野県の諏訪市から練習にきている高校もあり、
環境の良さも伺えます。
~戸田公園大橋から~
この戸田漕艇場は国から
「ナショナルトレーニングセンターボート強化拠点施設」に
指定されており、全日本選手権や学生選手権の会場として使用されています。
コースの脇には、関東近郊の大学や企業が「艇庫」を構えており、
すぐにでも練習ができる環境が整っているようです。
その他、戸田公園管理事務所には
1964年のボート競技、金メダリストの名前が飾られていました。
その下には、戸田市の隣にある鋳物産業で栄えた「川口市」より贈られた
1/66スケールの東京オリンピックの聖火台が飾られています。
聖火台ミニチュア
この戸田漕艇場は残念ながら、2020年東京オリンピックでは
ボート会場としては使用されません。
しかし、ボート競技の聖地として
開園以来55年以上の歴史が刻まれています。
コースは東西の方向で一直線に広がりますが、
そのうち、500mは「戸田競艇場」になっており、
ちょうど戸田公園大橋あたりで区切られています。
~戸田公園大橋~
戸田公園大橋を歩いていると、戸田競艇場の中も見ることができます。
戸田競艇場でも練習を行っていました。
初めて競艇を見ましたが、
特にカーブのポイントは迫力があり、
車でいうとドリフト走行のように
横に滑って行きます。
ボート会場の他、戸田市内には当時のオリンピックのゆかりが少し存在します。
~オリンピック通り~
1964年の東京オリンピックの時に漕艇場周辺を整備した際に
その道路をオリンピック通りと命名し、戸田市を横断するように走っています。
国道17号線にも繋がっているため、交通量は多く
戸田市内の幹線の役割を果たしています。
 最後に
戸田市は交通の便もよく、
都内などに通勤している方などに便利です。
また、この戸田公園をはじめとして、市内には多くの公園や緑があり、
子育て環境にも良さそうです。
それを裏付けるように、戸田市は埼玉県内でも
出生率:第1位
市民平均年齢の若さ:第1位
(33歳~44歳の子育て世代が一番多い)
※戸田市公表 平成29年度統計
と若さあふれる活気のある街です。
東京の主要な駅まで約30分でアクセスできる街としては、
中古マンションの価格はリーズナブルですので、
アクセスも住環境もどっちも重視したい方におススメです。