一般コラム
街紹介

新宿から特急で16分!駅前再開発でさらに賑わう街「調布」

皆さん、こんにちは。

4月の前半は雪が降ったりと、寒の戻りが何日かありましたが、
最近は暖かさも安定し、季節が変わったことを感じることができます。
ところで最近、8か月になる娘がつかまり立ちをするようになりました。
ベットの柵に一生懸命つかまっています。
最初はつかまることで必死で、一度つかまり立ちをしたら、
その場から動けず、疲れてきたらぐずり出す感じでしたが、
最近はベットを一周するまでになりました。
今思えばこの1ヶ月半の間に、お座りができるようになり、つかまり立ちが
できるようになり、そしてつかまり歩きができるようになり、急激な成長を遂げています。
親とすれば嬉しさと、そんなに急がなくてもという気持ちが混在していて、複雑ですが
立つことによって視界が変わった娘は楽しそうなので、まぁ良しとしています。。。
娘を見て思ったのは、誰が教えたわけでもないのに、成長していく人間の力ってすごいなと思いました。やはり、気持ち・興味・好奇心は人間の成長にとても重要なことだと思いました。
さて、今回の東京オリンピックゆかりの街は「調布」です。
 調布市の紹介
調布市は多摩地域東部に属し、都心へのアクセスの良さから、ベッドタウンとして発展していきました。人口は20万人弱です。
市内には京王線が走っており、「新宿」や都営新宿線直通電車で「市ヶ谷」や「神保町」の都心までダイレクトにアクセスができます。
調布駅から京王線「特急」を使うと
新宿まで・・・約16分
市ヶ谷まで・・・約24分(笹塚駅で乗り換えの場合あり)
渋谷まで・・・約21分(明大前から井の頭線急行へ乗り換え)
と各方面に30分以内でアクセスできます。
反対方向では東京都の最高峰、「高尾山」のふもと高尾山口までも
特急で約40分でアクセスでき、夏はプールなどで賑う遊園地「よみうりランド」までも
約6分ほどでアクセスでき、休日のお出かけにも便利な立地です。
調布駅は2012年に再開発事業により地下駅になり、駅周辺の南北分断は解消され、
線路があった場所には駅ビルも建設され、利便性がよくなってきています。
再開発は途上段階で、調布市ではさらに整備を行っていく予定です。
 調布にある東京オリンピックゆかりの場所とは??
さらなる発展が期待される調布ですが、55年前の東京オリンピックではマラソン折り返し地点として、当時の調布市の人口の約1.5倍の約15万人が応援に駆けつけました。
以外と知られていない1964年の東京オリンピックのマラソンコース、皆さんはご存じでしたか??
2020年大会では、東京観光ともリンクして、都心を駆け巡るコースになっているようですがが、64年大会では、神宮外苑の国立競技場をスタートし、明治通りを北へ、新宿3丁目交差点から甲州街道に入り、ひたすらまっすぐ調布を目指し折り返して国立競技場に戻ってくるコースでした。
(出典:ルートラボ)
この64年大会では日本男子勢が健闘を見せます。この調布折り返し地点を5位で通過した円谷幸吉選手は、その後2位まで順位をあげ、国立競技場に帰ってきます。
そして国立競技場のトラック内で一人抜かれましたが、見事、銅メダルを獲得しました。
(タイム:2時間16分23秒)
円谷選手はマラソンデビューからわずか7ヶ月でオリンピック出場するという異能の持ち主でした。他に日本人選手では君原健二選手も8位でゴールしています。(当時入賞は6位まで)
また、円谷選手は10000mにもエントリ‐しており、そちらも6位入賞(日本初のトラック競技入賞)を果たしています。
調布折り返し地点を1位で通過した、エチオピア代表:アベベ・ビキラ選手はそのまま独走を果たし、当時の世界新記録で金メダルに輝いています。(タイム:2時間12分11秒)
現在の調布折り返し地点は記念碑と道路上に看板があるのみで、ひっそりとしていますが、当時、競技中は人の隙間がないほど混雑していたようです。
現在折り返し地点周辺は整備されており、Jリーグ「FC東京」と「東京ヴェルディ1969」のホームスタジアム「味の素スタジアム」が建設され、試合開催日には多くの人が行き交います。
この味の素スタジアムは2020年のオリンピックでは、サッカー予選、近代五種が行われ、スタジアム隣に最近整備された、「武蔵野の森総合スポーツプラザ」ではバドミントンや自転車競技などの開催が予定されており、一年後には64年大会のように多くのスポーツファンで賑わうことが予想されます!
 ちょっと寄り道
調布の観光地としては、やはり「深大寺」が有名でしょうか。私は東京に出てきて12年経ちますが、今回初めて訪れてみました。
深大寺の歴史は西暦700年代の奈良時代まで遡るそうです。関東地区の寺院としては、浅草の浅草寺に次ぐ古刹だそうです。
訪れた日は、休日と桜の季節ともあって、本堂は多くの参拝客が列を作っていました。
もう一つ深大寺で有名なのが、「深大寺そば」です。
深大寺の界隈には、多くの蕎麦屋が軒を連ねています。
蕎麦作りには、綺麗な水が必要と言われていますが、深大寺周辺には水源があり良
水が採取できるそうで、蕎麦作りに大きな貢献をしているそうです。
さらに、「ゲゲゲの鬼太郎」も有名ですね。
作者の水木しげるさんは、この調布市に昭和35年から住んでおり、調布市の名誉市民だそうです。このことから、調布とのゆかりはとても深く、この深大寺には鬼太郎にちなんだ「鬼太郎茶屋」があります。
鬼太郎茶屋にはたくさんの鬼太郎グッズが揃っており、店内はたくさんの人で賑わってました。店前には鬼太郎キャラクターが入ったスーパーボールのガチャガチャがありますので、挑戦してみてください。
これから新緑の季節を迎える「深大寺」も是非訪れてみたいものです。新宿からバスと電車で約40分でアクセスできるので、都心からの近さも魅力的です。
 最後に
冒頭でも書きましたが、調布は都心への通勤はもちろん、郊外やレジャーなどのお出かけなどでも便利な立地です。
住宅街として発展していった一方で「深大寺」や唯一の都立植物公園「神代植物公園」など文化的要素にも触れることができます。
さらに調布駅の再開発にも期待ができます!
南北分断が終わった駅前広場ですが、引き続き駅前の整備に取り組むそうです。ロータリーの整備や樹木の植樹など、今はまだアスファルト塗装のままの駅前もきれいな駅前広場に生まれ変わる予定です。
また、2020年東京オリンピックでも調布市は多くの競技の開催場所に選ばれています。開催中は再びオリンピックの熱気に包まれます。
これからの調布の発展に期待です!!
今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。