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レジ袋有料化を機に…『風呂敷のある暮らし』はいかがでしょうか。

レジ袋有料化を機に…『風呂敷のある暮らし』はいかがでしょうか。
皆さま、こんにちは
オークラヤ住宅の田中です。
今回ご紹介するブログはこちら!
※風呂敷とは※
”モノを包む布”は平安時代から使われていましたが、「風呂敷」という名称がついたのは室町時代になります。
当時のお風呂は蒸し風呂が主流で、蒸気を拡散させて室内を一定の温度に保つため、床には布が敷かれていました。
その床に敷いている布に素材や形状が似ていたため「風呂敷」と呼ばれるようになりました。
その後、お風呂で使うものを包むようになり、そのほかの日常的な物の持ち運びにも使われるようになっていきました。
現在では、物の持ち運びにはバッグが主流になっており、「風呂敷」は着物を着る場面や贈答品を包む時に使ったりはするものの、日常的には使う機会が少なくなっていました。
しかし!
2020年7月1日に全国で一律にレジ袋有料化されました。
そこで注目されているのがこの「風呂敷」です!
結び方を変えるだけでいろいろな形・大きさのバッグになる優れもの。
デザインも種類も豊富で使いやすいことに加え、「日本の伝統文化」である風呂敷を日常使いできるのです。
日々の生活の中に「日本の”粋”」を取り入れられるのです。
海外にも人気の高い風呂敷はファッションとしても取り入れられています。
*   *   *
このブログで使用している風呂敷は、
『 ふろしき専門店 むす美 』さんで購入したものです。
京都のふろしきメーカーが運営する専門店で、店内には色とりどりの風呂敷が壁面に展示されており豊富な柄は見ているだけで楽しく美術館やアトリエにいるような気分になります。
店員の方も親切で、サイズごとにどのような用途で使えるのか、バッグなどの作り方を分かりやすく説明してくれるので購入の際とても参考になります。
*   *   *
そして、悩んだすえに私が購入したのはこちらの2種類の風呂敷です。
左が「伊砂文様」という表裏で色の異なるリバーシブルで使える風呂敷です。
右が「モダンガール」という大正末期から昭和初期にかけて海外のテキスタイルデザインを取り入れて大流行した銘山の着物を再現したデザインです。
大きさは「伊砂文様」が100cm、「モダンガール」が70cm
(ティッシュボックスがサイズの目安です)
90~100cmの風呂敷は買い物バッグにちょうどいいサイズ。
70cmの風呂敷はワインなどを包むのにちょうどいいサイズ。
バッグにすると100cmよりも小さい(だいたいコンビニ袋くらい)バッグになります。
用途によって様々なサイズの風呂敷を使い分けるもよし。
「レジ袋の代わりにひとつ買いたいけどどのサイズにするか迷っている」という方は100cmをおすすめします。
大は小を兼ねるのでバッグを作る際には100cmの方が多様なサイズ・形状のバッグを作ることができます。
(ワインなどを包む際には70cmがおすすめ!100cmは一升瓶を包むサイズ)
※風呂敷のサイズ※
風呂敷のサイズは多様で、チーフサイズの45cmくらいのものから、たんすや布団まで包める230cmのものまであります。
どういった用途で使いたいのか考えてサイズを選びましょう。
*   *   *
□ □ 風呂敷の使い方について □ □
  ≪ 目次

基本の結び方を覚えよう

■ 基本の結び① ~ 真結び(まむすび) ~ ■
一度結べば解けない。
解きたいときは魔法のように解けるといわれる結び方です。
風呂敷で包むときに一番使用する結び方ですので覚えておきましょう。
=  結び方
1回結びます。
奥にある先端部分を裏から前に回し、輪に通します。
※この時、「裏から前に」ではなく「前から裏に」通してしまうと縦結びになってしまいます。
縦結びはほどけやすく、お葬式の時などに使用する結び方ですので、祝いの席で使用してしまわないように注意しましょう。
先端を左右にぎゅっと引っ張ると出来上がりです。
ほどき方
左の先端を持ち右方向へ手ごたえがあるまで引っ張ります。
手ごたえがあるまで引っ張ると結び目がほつれて一方の布(左にあった布)が一直線になります。
結び目を上から軽く握りって引っ張るとするっと布が抜けて解けます。
■ 基本の結ぶ② ~ 一つ結び ~ ■
ひとつ結びは、真結びと併用して使うと風呂敷で作れるもののバリエーションが広がりるので覚えておきましょう。
(といっても、一つ結びは日常的に使う機会も多い結び方なので知っている人も多いでしょう)
結び方
結ぶ部分を細く持ちます。
輪を作ったら先端を輪に通します。
輪に通した先端を引っ張れば完成!
では、この二つの結び方で作れるバッグや瓶包みをご紹介していきます。

バッグを作ってみよう!

しずくバッグ、またはドロップバッグなどと呼ばれています。
3ステップで作ることができる便利で簡単な包み方のひとつです。
作り方 =
中表になるようにして三角に折り、両端をそれぞれひとつ結びにします。
(ひとつ結びの結び目の位置でバッグの底のサイズを調整します)
くるっと裏返して結ぶ目を内側に入れると袋の形になります。
(この時に中身を入れてサイズ確認をします。大きすぎた場合はひとつ結びの位置を変更して調節していきましょう。)
上部を真結びにすれば完成です!
応用(持ち手加えて”おでかけバッグ”に) =
”しずくバッグ”を”おでかけバッグ”にするのはとても簡単!
おでかけバッグなら大きなサイズの風呂敷を使って小さなバッグを作ることもできます。
(もちろん、大きなおでかけバッグを作ることもできます)
先ほどは最後に上部を真結びにしましたが、”おでかけバッグ”では「一回だけ深く結びます」。(容量に合わせて深く結べばOKです)
深く結んだら、先端を真結びにすれば”おでかけバッグ”の完成です!
持ち手が加わり、便利でよりバッグらしい見た目になりましたね。
作り方
レジかごに風呂敷を敷き、商品を入れていきます。
両サイドの端を、それぞれ腕が通るサイズの輪ができる位置で真結びにします。
じゃじゃーん。
とっても簡単に買い物バッグの完成です!
ご近所の買い物ならこれで十分使えますね。
片方の持ち手の輪の中に、もう片方の持ち手の結び目を通せば口が閉まります。
ただ、
「自転車のかごに入れたり、交通機関に乗ったりする際には口が空いてしまい中の物を落とさないかちょっと心配…」という方もいますよね。
そういった場合に便利なバッグも少し手順を加えるだけで簡単にできます。
応用 =
レジかごに風呂敷を敷き、商品を入れた後
先ほどは両サイドを真結びしましたが、ここでは真結びではなく1回深く結びます。
深く結んだ両サイドをそれぞれ腕が通せるくらいにあけて真結びをすれば完成です。
※開閉ができる巾着バッグは、奥同士・手前同士を真結びすればできます。
これならしっかりと口が閉まっているので簡単に中身が出たりするようなことはありません。
使用するときの状況に合わせてバッグの形を変えられるのが、風呂敷の最大の特徴であり便利なポイントですね。

 知っていると便利! 瓶の包み方

 

持ち運びに注意が必要なワインボトルなどは専用のバッグがあればいいですが、ないと持ち運ぶ際に困ってしまいますよね。
そんな時に風呂敷で瓶包みをする方法を知っていると便利です!
一升瓶などの大きなものも包んできた歴史のある風呂敷なら安心です。
ワインボトルなら約70cm、一升瓶なら約90cmの風呂敷がちょうどいいサイズです。
作り方 =
裏返しにした風呂敷をダイヤ(◇)の形に敷き、中央にワインボトルを置きます。
手前と奥の端をワインボトルの口元で真結びにします。
左右の端を持ち上げ、ワインボトルに沿わせながら後ろに回し、交差させて手前に持ってきます。
ワインボトルを寝かせて(立てたままだと不安定なので)真結びすれば完成です!
ワインボトルの口元にある真結びをひとつほどき、左右をねじねじとひねっていき先端を真結びすれば持ち手を作ることもできます。
 

ワインを2本持ち運ぶ際にも、約70cmの風呂敷で包むことができます。
作り方 =
裏返しにした風呂敷の中央にボトルを2本寝かした状態で置きます。
ボトルの底と底はおよそ1cmほど空けておくのがポイントです。
(ワインボトルが2本なかったのでペットボトルで代用しましたが、ペットボトル2本を可愛くまとめて持ち運べるのも便利でいいですね)
ボトルの手前にあった風呂敷を被せ、ボトルにしっかりと沿わせながらくるくると巻き付けていきます。
巻き付けて最後に残った角を上に被せるような形にしたら、両端(ボトルの口元よりやや上の部分)を両手で握り、両端同時にゆっくり起こしていきます。
※ボトルを起こす際に、ボトルの底で中央に残した角を踏むようにするのがポイントです。
ボトルとボトルの間は1cmしか空けていないので手元で調節しながら起こしてください。
(はじめにボトルの間を5cmほど空けてしまうと起こしたときに少し緩くなってしまうみたいです)
しっかりと立てられたことを確認してから上で真結びをすれば出来上がりです。
完成!
一つの風呂敷で2本のボトルを包むことができました。
この包み方なら、瓶同士が直接擦れたりしていないため1つの袋に瓶を2本入れるよりも割れてしまう心配が少なくなります。

まとめ

今回のブログでは、風呂敷の使い方などをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
私自身は、風呂敷というとお弁当を包んだりするくらいにしか今まで使ったことはなかったのですが、レジ袋が有料化になったことで風呂敷に興味を持ちました。
調べてみると、おしゃれな柄が多く使い勝手もとてもよさそうでさらに気になる存在に…!
東京にも風呂敷専門店があり、実際に行ってみると想像以上に豊富で華やかな風呂敷の数々…!!
今回ブログでご紹介した風呂敷の使い方はほんの一部で、他にも細長いものを包むのに適した包み方や、リュックの作り方、ティッシュボックスの包み方など多彩なアレンジ方法が本当にたくさん存在します。
簡単な包み方でも、活用場所はたくさんあります。
例えば、旅行の際にスーツケースに荷物をまとめる時、風呂敷で包めば可愛いうえに荷物がしっかりまとまり嬉しいことだらけです。
皆さまも是非、日々の生活に風呂敷を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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こちらに掲載しました情報は、
2020年9月19日時点のものです。