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マンション購入コラム

マンションの探し方で失敗しないコツと6つのチェック項目

マンションの探し方で失敗しないコツと6つのチェック項目

マンションを探す際にいろいろな物件を見ていると、どのような物件が良いのか分からなくなってしまうことはありませんか。

理想のマンション探しに近づけるためには、マンションを探す前に大まかな希望条件をまとめ、マンション候補をリストアップしたタイミングで、希望条件と優先度を決めてしまうことが必要です。

今回は、マンションを探す際に決めておきたい条件と具体的な探し方についてご紹介していきます。

【目次】
1.マンション探しのコツは優先順位の精査
2.6つの希望条件を明確にしよう
1つ目.購入理由
2つ目.立地条件
3つ目.周辺環境
4つ目.住宅設備
5つ目.間取り(広さ)
6つ目.築年数
3.マンション探しは条件をゆるく始めるとうまくいく
4.マンション探しで忘れがちな3つの注意点
注意点1.再開発情報を確認
注意点2.実際にサイズを測ってみる
注意点3.実際に歩いて確認する
5.まとめ

1.マンション探しのコツは優先順位の精査

マンション探しを始める時に大事なのは、まず優先順位を整理することです。

以下のような条件の中で、自分が優先したいものを選びましょう。

・購入理由
・立地条件
・周辺環境
・住宅設備
・間取り(広さ)
・築年数

特に新築マンションなどを見ると、きれいな部屋に思わず決めてしまいたくなることもあります。

ただ、それで将来的に納得した物件が選べるかというと必ずしもそうではありません。

後悔しないためにも、「購入する理由は何か」「どのようなマンションで生活したいか」、などの条件を明確にして、優先順位をつけていきましょう。

2.6つの希望条件を明確にしよう

それでは、さきほどご紹介した6つの条件を明確にしていきましょう。

ただ、具体的に物件を絞ってからでないと分からない部分もあるかと思いますので、今の段階でイメージできる範囲の内容で構いません。

1つ目.購入理由

まず、購入理由を明確にしていきましょう。

例えば「家族が増えた」、「家賃を払うなら同額の住宅ローンで持ち家の方が良い」、などです。

購入理由は1つに絞る必要はありません。

購入理由を書き出して明確にすることによって、自分たちにとってどのようなマンションが理想的なのかを考えていきます。

2つ目.立地条件

次に、どのようなところに住みたいかを考えましょう。

閑静な住宅街やショッピングモールに近い場所、最寄り駅までの距離などがこれに当たります。

また、子育て世代なら学校や公園までの距離はもちろん、治安なども調べておきたいポイントです。

3つ目.周辺環境

立地だけでなく、周辺環境も大事です。

スーパーなどの買い物は不便がないか、病院は近いかなども調べておきましょう。

また、周辺環境は平日と休日、昼と夜で変わることも珍しくありません。特に道路が近いマンションは、交通量が変わることも多いです。具体的に検討するマンションができたら、時間帯や曜日を変えて周辺環境を確認しに行ってみましょう。

また、周辺環境の確認は実際に歩いてみることをおすすめします。

4つ目.住宅設備

住宅設備とは、キッチンや洗面台、トイレ、床暖房や浴室暖房乾燥機などのことです。

住宅設備の中からどれが自分にとって必要なのか、そこまで必要でないのかの優先順位をつけておきましょう。

5つ目.間取り(広さ)

間取りは家族の人数やライフスタイルに合ったものを選びます。

部屋の独立性や収納スペース、生活動線、ベランダの向きなども重要です。

子供が多いので、部屋数や収納スペースは多い方が良い、日当たりが良いのが好きなのでベランダは南向きが良いなど人によって重視するポイントは違います。

家族でどのような暮らし方をしたいかを考えて間取りを選びましょう。

6つ目.築年数

築年数が古いものほど価格は安くなる傾向にあります。

地域や立地条件、市況によっても異なりますが、一般的には築20年~築25年まで年数の経過とともに価格が下がり、それ以降はそれほど変わりません。

築年数は、住宅ローン控除など税金の控除に必要な条件であり、築25年が一つの目安になっています。物件を検討する際は税金の特例が受けられる物件なのか、確認しておきましょう。

マンションの状態は築年数によっても違いがでますが、メンテナンスによっても大きく変わってきます。築年数のみで判断せず、マンションの管理状態や修繕の状況を細かくチェックしておきましょう。

3.マンション探しは条件をゆるくはじめるとうまくいく

マンションの条件を決めたあとは、条件を少しゆるめて実際の物件を探してみましょう。

マンション価格の条件を上げるのは難しいかもしれませんが、最寄り駅からの距離や築年数など、少し条件を広げていい部分は、条件を広くして探すようにしましょう。

例えば、最寄り駅から徒歩10分以内という条件を徒歩15分以内まで広げるだけで、探せる物件は増えますし、希望する最寄り駅の数を増やした場合も同様です。

このように少し条件を緩めてみると、物件の母数が広がるため、トータルの満足度が高い物件が見つかる可能性が高まります。

例えば、最寄り駅から徒歩10分ではなく徒歩11分の場所に、価格も安く築年数も浅く、設備も充実している理想のマンションがある可能性もあります。

また、候補となる物件が広がることで、自分が理想とするマンションの条件が明確に決まり、最終的にマンションを決める際に役立ちます。

4.マンション探しで忘れがちな3つの注意点

最後に、マンション探しで忘れがちなポイントを3つの注意点としてご紹介していきます。

購入するマンション候補を挙げていく時ではなく、候補がいくつかに絞られたら、以下の点を確認しましょう。

注意点1.再開発情報を確認

工場跡地の再開発や道路の拡張、住宅密集地の区画整理などの計画の有無を確認します。

再開発が行われることで利便性が上がり再開発前よりも地域の価値は上がることが多いです。そのため、再開発による価値上昇を目指してマンションを購入する方もいます。

また、新たなマンションが建てられることも多いので、新築のマンションを探している方には向いているといえるでしょう。再開発情報は、行政や自治体と協議して行われるため、事前に知ることができます。

ただし再開発によって住環境の変化も考えられます。

例えば閑静な住宅街に住みたいと思っていたのに、再開発によって多くの人が訪れるようになったり、周囲に高層の建物ができて日当たりに影響するなどです。

理想とする住環境の変化を予測することも大切です。

注意点2.実際にサイズを測ってみる

気になる物件を見つけたら、内覧時に部屋の幅や高さを実際に測ってみましょう。(居住中の場合は居住者の許可が必要です)

サイズを測ることで、現在使用している家具家電を設置できるかどうかイメージしやすくなります。

また置き場所だけでなく、玄関や廊下、エレベーターのサイズも確認しておきましょう。

置き場所のサイズは大丈夫でも、ピアノなどでは、エレベーターや玄関を通らず運びこむことができないこともあります。エレベーターを使用できない場合、低層階であればクレーンで吊るし、窓から搬入することもできますが、費用がかなりかさんでしまいます。

大きめのサイズの家具を運びこむ予定のある方は入念にチェックしましょう。

注意点3.実際に歩いて確認する

駅までの距離や周辺環境は実際に歩いて確認してみましょう。

通勤しやすいか、病院に行きやすいか、学校までどのくらいの距離があるかなどをチェックするついでに、エリアの雰囲気も確認しておきましょう。

騒音やニオイなどは実際に歩いてみないと分からないものですので、できれば時間帯や曜日を変えて歩いてみるのがおすすめです。

5.まとめ

マンションの探し方についてご紹介してきました。

マンションを買う際は、家族とどのようなマンションに住みたいかというイメージを共有しておきましょう。

また条件に優先順位をつけることで、現実的な判断もできます。

理想のマンションを見つけるためには情報が大切ですので、不動産会社に相談したり、インターネットで情報収集をしたりしましょう。

首都圏の中古マンションをお探しの方は、是非当社のホームページをご覧ください。