マンションを高く売るには、購入希望者が部屋を見に来る内覧が重要です。
内覧に来てくれた人に対して、良い物件だと思ってもらうことが成功のポイントです。
今回は、内覧を成功させる具体的なポイントをご紹介します。
目次
1.マンション売却では内覧も重要なポイント
2.内覧は物件アピールの大きなチャンス
3.内覧で上手くいくための基本は片付け・掃除
4.内覧を成功させるためのポイント
①.内覧の日程は希望者に合わせる
②.購入希望者を迎える準備をしっかり行う
③.気持ち良く丁寧に購入希望者を出迎える
④.気になる部分は担当者と事前に相談しておく
5.まとめ
1.マンション売却では内覧も重要なポイント
マンション売却の際、不動産会社選びや価格設定と同様に重要なポイントとして、内覧が挙げられます。マンションを高く売るためのステップとして、内覧は避けて通ることはできません。
中古マンション購入を検討している人は、インターネットで良さそうな物件をピックアップし、その中から内覧する物件を決めます。
そして、内覧に行った物件の中から、印象に残った物件を数件程度に絞り込んで、検討を重ねてどれを購入するか決めることになります。そのため、購入する候補に残るように、内覧で好印象を与えなければなりません。
良い物件で価格設定が適切でも、内覧が上手くいかないと価格を下げざるをえなかったり、買い手が現れるのに時間がかかったりすることがあります。
2.内覧は物件アピールの大きなチャンス
内覧は物件の良さを購入希望者に伝えるための大きなチャンスとなります。
内覧では、インターネットに掲載された写真や文章だけでは分かりづらい物件の良さを、アピールすることが重要なポイントです。
内覧はいわばオーディションのようなもので、印象に残らなければ、購入候補に入れてもらえないでしょう。
特に中古マンションの購入を検討しているほとんどの人は、複数の物件を内覧するため、その中で印象に残るようにしなければなりません。
また、「とりあえず内覧だけでもしておこう」くらいの気持ちで、なるべくたくさんの物件を内覧する人もいます。
そういった人に対しても、内覧で物件の魅力をアピールすることで、購入候補に残るようにする必要があります。
3.内覧で上手くいくための基本は片付け・掃除
購入希望者に好印象を与えるためには、不用品などを処分(片付け)したり、掃除をして部屋を綺麗にしておくことが基本です。
特に玄関は最初に見る場所であるため、念入りに掃除をしておく必要があります。花などを飾っておくと、明るい雰囲気を演出できるでしょう。
また、水廻りやリビングなどは、じっくりと見られることが多い場所です。浴室はカビが生えている箇所がないか、トイレは汚れやニオイがないかなどもチェックしておきましょう。
このほか、収納スペースを見てみたいという購入希望者も多いため、収納スペースの中も整理しておく必要があります。
同じ間取りや広さでも、きちんと掃除されている部屋と散らかっている部屋とでは、かなり与える印象が違ってきます。
さらに、最近では売却予定のマンションの室内をクリーニングしたり、家具を配置して購入後の生活をイメージしやすくしてくれるホームステージングというサービスも実施している不動産会社もあります。
サービスを利用すれば、マンションをより魅力的に彩ることができるでしょう。
4.内覧を成功させるためのポイント
内覧を成功させるためにどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。
ここでは、重要なポイントを4つご紹介していきます。
①.内覧の日程は希望者に合わせる
内覧の日程は、できるだけ購入希望者が希望する日時に合わせるのが望ましいでしょう。
内覧は土日に希望する人が多く、自分のスケジュールを調整する必要が出ることも想定しておきましょう。
②.購入希望者を迎える準備をしっかり行う
購入希望者を迎える準備もしっかりしておきましょう。
不動産会社を決めて、売り出しが始まったら、内覧の希望があった時に対応できるようにまず室内を綺麗に掃除しておきましょう。
また、内覧の際には、室内を明るく見せるためにカーテンを開け、玄関や部屋などの照明を全て点けておくのが望ましいです。
快適な空間を演出するには、外見だけでなく温度も大事です。夏の暑い時期や冬の寒い時期は、冷暖房を適切に使用して、快適な温度を保っておきましょう。
③.気持ち良く丁寧に購入希望者を出迎える
購入希望者が内覧に来たら、笑顔で出迎えます。スリッパは新調しておくと、より良いでしょう。
そして、質問をされたらきちんと答えられるようにしておきます。アピールポイントなどを前もって頭の中で整理しておくのがコツです。その際に今まで住んでいて良かったことや住み心地、感じたことなどを正直に伝えるのが良いでしょう。
住んでいる人ならではの話は、内覧する人には貴重な情報ですし、より具体的なイメージを持つことができて最終候補に残りやすくなります。
④.気になる部分は担当者と事前に相談しておく
気になることは不動産会社の担当者と事前に相談しておきましょう。
内覧の際に、室内をどのような状態にしておけば良いのか分からないという人もいるでしょうが、担当者にアドバイスをもらっておけば安心して準備できます。
また、購入希望者からの質問に答える際、回答やアピールに自信が持てなくても、担当者にアドバイスを受けていれば安心です。
初対面の購入希望者と話をすることが苦手な方は、担当者から回答してもらうこともひとつの方法です。
5.まとめ
マンション売却では、内覧での印象も重要なポイントです。
失敗しないためには、きちんと準備した上で購入希望者を迎えしましょう。
分からないことや不安なことは担当者にアドバイスをもらうことが大切です。