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オークラヤ住宅の田中です!


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中野の由来


中野”という地名が世に登場するのは、中野郷に住む修験道の僧たちが和歌山県熊野那智大社に訪れた際の記録に「中野郷から来ました」と地名が記されていたところから始まりです。貞治元年(1362年)の話ですから随分昔から”中野”と呼ばれていたのですね。

”中野”の由来にはいくつかの説があります。
武蔵野台地の真ん中に位置することから”中野”と呼ばれるようになっとか、
善福寺川と妙正寺川の間にあることから”中の郷”で”中野”などです。
何かの中心であることが地名の由来であることは間違いなさそうです。


また中野には、熊野から中野にやってきた鈴木九郎という元武士が中野で面倒をおこした伝説があります。

・*・~ 中野長者伝説 ~・*・

鈴木九郎は中野周辺で馬を売りながら細々と生活をしていましたが、思いのほか高い値段で馬が売れた時があり、信心深い彼は浅草の観音様に多額の寄進をしました。
その甲斐があってか九郎はそれからどんどん大金持ちになっていきます。

やがてあふれる金銀財宝が自分の屋敷に置ききれなくなった頃に、九郎に邪念が生まれます。
人を使って金銀財宝を他所へ運ばせ、帰りに隠した場所がばれないように運んだ人を亡き者にしていたのです。
村人たちは「淀橋」を渡って出かけるけれど帰りはいつも長者一人。
いつしかこの橋を村人たちは「姿見ずの橋」と呼ぶようになります。

しかしいくら中野に住む大富豪でもこんな自己中心的な行いは許されません。
大きな罰があたります。
九郎の美しい一人娘が婚礼の夜、蛇に変身して池に飛び込み死んでしまいます。
嘆き悲しんだ九郎は改心し出家します。
その後、成願寺を建立し仏に祈る日々を送ったと云われています。


「姿見ずの橋(淀橋)」は大正時代まで”この橋を渡った花嫁は行方不明になる縁起の悪い橋”とされ、婚礼などのめでたい祝い事では決して使われない場所でした。
この悪い状況が変化したのは大正2年、土地の旧家が親族の婚礼で淀橋を使うため、民俗学の柳田国男に公演を依頼したりと盛大なお清めを行いました。新聞などには「淀橋の迷信打破」と取り上げられました。


現在の中野


現在の中野は、サブカルチャーの街と呼ばれ、国内外問わず多くの人を集めています。
そんな中野の魅力をスポットごとにご紹介していきましょう。

 中野ブロードウェイ

1966年に建てられた地上10階建てのビルで、B1階~4階までが複合商業施設、5階以降は居住スペースとなっております。

開業した当時は高級ファッションビルとして親しまれていましたが、1980年に漫画古書販売の「まんだらけ」が開業してからサブカルチャー文化が定着していきます。
現在では、「まんだらけ」がジャンルごとに30店舗ほど営業しているほか、アニメ、漫画、コスプレ、プラモデル、着せ替え人形、ミニカー、楽器、鉄道関係、特撮、ゲーム、アイドルの写真集、音響・映像機器、玩具などを扱っている店が多く集まっています。


B1階の飲食ゾーンも人気です。
8段からなる特大アイスはテレビ番組でも取り上げられるブロードウェイの名物です。



 サンモール商店街

全長約224mの大規模なアーケード商店街です。
「サンモール」の名のとおり、商店街内のあちらこちらに太陽のモチーフがあります。

買い物での利用はもちろん、スイーツやベーカリーといった店舗もそろっているので食べ歩きをするのもおすすめです。


 中野四季の森公園

2013年に警察大学校跡地にできた再開発地域にある公園です。周辺にはオフィスビル、大学、病院などが揃っています。
大規模災害にも対応できるように防災施設も備わった防災公園でもあります。

オープンスペースには幅広い年齢の人たちで賑わい、憩いの場となっています。


 中野サンプラザ

ホテル、結婚式、コンサート会場、イベントホール、スポーツ施設(テニス、フィットネス、プール、ボーリング場)、レストランなどの様々な施設が揃っております。
なかでもコンサートホールは音響家が選ぶ優良ホール100選に選ばれており、数多くのアーティストがコンサートを開催しております。


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他にも、4つの劇場から成る「劇場街ポケットスクエア」、オシャレな飲み屋街「レンガ坂」があったり、スーパーやデパートが揃ていたりと中野はまだまだ紹介したい場所の多い魅力あふれる街です。


以前アップした中野についてより詳しくご紹介しているブログがございますので、こちらも是非目を通していただけたらと思います。


これからの中野


中野区は現在、<中野駅周辺の新たなまちづくり>に取り組んでいます。

中野駅の南口側での大規模再開発は、2022年の完成予定です。
交通結節機能を強化し、業務・商業施設・住宅などの多様な都市機能を終結させた複合施設の建設がされます。
施設の敷地内に、駅前広場となる歩行者空間も整備される見込みで、より周辺地域とのネットワークが便利になるようです。

また、「中野駅新北口エリア」では、中野サンプラザと区役所・中野税務署・NTT中野ビルがある区画を整備し、新たな複合商業施設が誕生します。
中野サンプラザの場所には1万人収容可能なアリーナを含む複合施設が予定されております。完成予定は2027年とまだまだ先ですが、今まで中野を支え、愛されてきた中野サンプラザが今後どういった姿になるのか、今後ますます目が離せません。




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それでは、次回もお楽しみに…