皆さま、こんにちは
オークラヤ住宅の田中です!


今月の街角エッセイはコチラ!!






千石の由来


江戸城に近く、米の石高や千石船などが名の由来に関係していて、
少し御目出度いことが名の由来かと思っていたのですが、
実は昭和42年1967年
住居表示変更の際に出来た比較的新しい地名で
付近を流れていた千川(現在は暗渠)の
小石川を合わせて作られた合成地名ということです。

”石千”ではなく”千石”としたのは
所々に江戸情緒を色濃く残すこの地域には
ぴったりの名前だと思います。


林大学頭・復斎(ふくさい)という
江戸時代後期に活躍した儒者の屋敷があったことから
元々は林町と呼ばれていました。


-✼-✼- 林大学頭・復斎とは -✼-✼-

昌平坂学問所塾頭であった林大学頭・復斎
学者でありながら諸外国との交渉を幕府から一任され、
特にペリーとの交渉が見事であったことが有名です。

ペリーとの交渉では、
アメリカ側は”人命保護”を盾に通商を迫ってきますが
復斎は、”人命は人命、通商は通商”と
きっぱり通商は出来ないと断ります。

話の筋が理路整然としていて、
恫喝外交のつもりで軍艦に乗ってやって来たペリーにも
まったく引けをとりません。


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そんな林大学頭の屋敷があった千石付近は
現在でも都心にも関わらず緑が多く
樹齢100年を超える巨木があったりします。
人々が安心して暮らす街とはこのような街ですと
語りかけているように感じます。



現在の千石周辺


さて、それでは緑豊かな千石周辺の
歴史ある公園・庭園をいくつかご紹介していきます。

千石周辺はかつてお屋敷町であったため、
当時の名残を多く残している街並みです。


① 日本でもっとも古い植物園 「 小石川植物園

約330年前にあたる貞享元年(1684)に
徳川家が設けた「 小石川御薬園 」が遠い前身で、
明治10年に東京大学の付属植物園となり一般公開もされました。


② 日本の春夏秋冬を感じられる庭園六義園
元禄8年(1695年)に5代将軍徳川綱吉の使用人柳沢吉保が
綱吉から下屋敷として与えられた地に造成した庭園です。

明治時代には岩崎弥太郎(三菱創業者)の所有になり、
その後、昭和13年に東京市に寄付され一般公開がされるようになりました。

四季折々の景色を楽しめる公園で、
秋には「紅葉と大名庭園のライトアップ」を開催しており
水面に反射する逆さ紅葉はとても幻想的で美しいです。



多くの人に愛されてきた美しい庭園は、
いまなお多くの人を魅了するすばらしい庭園です。


③ 一橋徳川家の旧御屋敷 「 千石緑地
樹齢100年以上にもなると推定されるムクノキは、
文京区内でも有数の巨木です。
5月には葉が開くと同時に淡緑色の小さな花をつけます。


✤ ✤ ✤


千石は都心で利便性も良く、
周辺には古くからの歴史ある公園が数多く残る街です。
そんな恵まれた環境は子育てにもぴったりです。

また、巣鴨へも歩いていけるほど近いので
買い物や食事にも便利です。

※巣鴨には田中おすすめのケーキ屋さん「フレンチ パウンド ハウス」もあります。
「日本一おいしいショートケーキ」と言われ、たくさんのファンがいる名店です。

千石に流れる穏やかな空気は、
文章では伝えきれないものがあります。

これからやってくる紅葉のシーズンなどは、
庭園もライトアップされ、より一層美しさが増しますし、
ぜひ、実際に足を運んでみてはいかがでしょうか。





それでは、次回もお楽しみに…