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東京都心5区のビル空室率、19ヵ月連続上昇

 三鬼商事(株)は7日、2021年9月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.43%(前月比0.12ポイント上昇)となった。成約の動きも見られたが、統合などに伴う解約の影響により、東京ビジネス地区全体の空室面積は約9,400坪増加した。

 新築ビルの空室率は15.12%(同4.51ポイント上昇)、既存ビルは6.33%(同0.08ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万858円(同74円減)と、14ヵ月連続で下落している。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は、4.33%(同0.06ポイント上昇)。新築ビル1棟が募集面積を残して竣工したことや、移転などに伴う成約の動きが見られたことから、大阪ビジネス地区全体の空室面積は約1,300坪増加した。

 新築ビルの空室率は72.16%(同5.00ポイント上昇)、既存ビルは4.00%(同0.0ポイント)。1坪当たりの平均賃料は、1万1,818円(同6円減)となった。

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