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9月の首都圏新築マンション、発売が再び減少

 (株)不動産経済研究所は18日、2021年9月の首都圏の新築分譲マンション市場動向を発表した。

 同月の発売戸数は2,311戸(前年同月比6.7%減)と、減少に転じた。地域別では、東京23区975戸(同3.1%減)、東京都下261戸(同49.1%増)、神奈川県493戸(同4.0%増)、埼玉県277戸(同5.7%増)、千葉県305戸(同45.5%減)。

 月間契約率は67.7%(同5.7ポイント低下)と、好不調の分かれ目と言われる70%を再び割り込んだ。

 1戸当たりの平均価格は6,584万円(同13.3%上昇)、1平方メートル単価は98万9,000円(同12.8%上昇)と、二ケタ上昇が継続した。

 即日完売物件は、「パークタワー勝どきサウス」1期1次(東京都中央区、233戸、平均2.6倍・最高24倍)など5物件383戸。

 月末時点の販売在庫数は5,614戸で、前月末から275戸減少した。

 10月の発売は3,500戸程度を見込む。

 また同日、21年度上半期(21年4〜9月)の主要指標も発表。首都圏の発売戸数は1万2,809戸(前年同期比44.7%増)、契約率は70.6%(同0.4ポイント上昇)と、7割を上回った。平均価格は6,702万円(同10.1%上昇)、1平方メートル単価は102万1,000円(同9.7%上昇)。

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