首都圏既存戸建て価格、2ヵ月連続で上昇

　（株）東京カンテイは9日、2021年11月の主要都市の中古（既存）木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100〜300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、土地・建物とも所有権の物件。

　首都圏の平均価格は3,653万円（前月比0.2％上昇）と2ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都は5,984万円（同7.3％上昇）と2ヵ月連続で大幅上昇。引き続き目黒区や大田区、世田谷区で高額の売住戸が発生したことが影響した。神奈川県は3,751万円（同5.6％下落）、千葉県は2,483万円（同3.1％下落）、埼玉県は2,746万円（同0.4％下落）と、いずれも反転下落した。

　近畿圏は2,598万円（同0.8％上昇）と反転上昇。府県別では、大阪府は2,855万円（同6.2％上昇）と3ヵ月ぶりに上昇した。兵庫県は2,429万円（同4.2％下落）と2ヵ月連続の下落。京都府は3,791万円（同4.1％上昇）と2ヵ月連続で上昇した。

　中部圏は2,628万円（同19.7％上昇）と大幅に上昇。愛知県も3,335万円（同17.4％上昇）と大きく上昇した。

　福岡県は2,041万円（同10.6％下落）と大きく下落した。