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「下北線路街」に新たな複合施設/小田急電鉄

 小田急電鉄(株)は20日、同社が開発を推進する「下北線路街」で複合施設「(tefu) lounge(テフ ラウンジ)」を開業する。

 下北線路街は、小田急線「東北沢」駅〜「世田谷代田」駅の地下化に伴ってできた全長約1.7km・敷地面積約2万7,500平方メートルの線路跡地を開発するプロジェクト。今回開業する「(tefu) lounge」は、小田急線「下北沢」駅南西口改札前の「開発エリア08」(敷地面積約3,460平方メートル)内に立地。同エリアの中核施設に位置付ける。

 延床面積約1,460平方メートル、鉄骨造地上5階建て。「まちのラウンジ」をコンセプトに、近隣住民がさまざまな空間・時間をシェアしながら、豊かな時間を過ごせるような場とする。グループのUDS(株)が企画・設計・運営を手掛ける。

 1階には、ナチュラルスーパーマーケットとコーヒースタンドを誘致、2階には文化発信の拠点としてミニシアターを設置した。2・3階には、施設の核となるスペースとしてカフェラウンジ「KITASANDO COFFEE」を設置。利用者がソファやデスク、シェアテーブル等を予約し、自家焙煎のコーヒーを楽しみながら仕事や読書ができるようにした。利用料は1時間750円(税込み)。3・4階の会員制シェアオフィスには、個人向けブース席や法人向け個室などを用意。利用料は専用個室、2・3階のラウンジエリア、4階共用部のシェアキッチンおよびテラスが使用できるプランで月額30万8,000円〜(1〜10人、共益費別)。

 併せて、開発エリア08を「NANSEI PLUS(ナンセイ プラス)」に名称変更。「(tefu) lounge」のほかにも、「地域の暮らしを豊かにする”食”」をテーマとした4つの飲食路面店や、園芸ショップ、アートギャラリーなどを開業する。隣接する開発エリアとつながるデッキや遊歩道も整備し、下北エリアの回遊性も向上させる。全体完成は今春の予定。

 

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