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コロナ禍での売買物件探し、約7割が写真を重視

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、「ニューノーマル時代の住まい探し 2021〜購入編〜」調査の結果を発表した。

 新型コロナウイルスの感染拡大以降、20年3月〜21年10月に物件を購入し引っ越しを経験した、もしくは22年3月までに購入を検討している18〜50歳の男女にインターネットでアンケートを実施。調査期間は21年10月19〜21日、購入経験者216人、検討者214人の計430人から回答を得た。

 物件の探し方について聞いたところ、経験者は「オープンハウス・モデルルームなどに行く」が52.3%でトップ。検討者は「不動産ポータルサイトで検索」が58.4%でトップとなり、20年と比較では2.1ポイント増加していた。また、「不動産ポータルアプリで検索」も4.9ポイント増加しており、“まずオンラインで住まいを探す”という人が増えていることが分かった。

 インターネットで物件を探す際に参考にした情報については、経験者・検討者ともに「物件写真(室内、外観、共用部等)」が上位に。検討者は72.9%と、20年と比較して7.9ポイント増加。また、検討者の約6割は「初期費用(仲介手数料など)」(62.1%)と回答しており、前年と比較すると12ポイント以上増加。物件の購入や引っ越しの際にかかる費用感を重視している人が多かった。

 不動産会社を選ぶ基準としては約4割の経験者・検討者が「物件写真がキレイで見やすい」と回答。検討者は45.3%(同5.5ポイント増)と、より重視している結果となった。

 申し込みの手続きについては、経験者・検討者ともに「現地で書類に記入」がトップ。「自宅でスマートフォン・パソコンなどを利用してWebフォームに入力・送信」との回答は経験者(14.4%)に対し検討者(27.6%)と約3割が希望していた。さらにIT重説の本格運用開始に伴い、実際にオンラインで重要事項説明・契約を行なったのは、経験者の約1割に。一方、検討者では約3割が希望しており、オンライン上での対応を可能とする「IT重説・電子契約のニーズ」は一定数あることが分かった。

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