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21年のマンション、2年ぶり発売戸数7万戸台

 (株)不動産経済研究所は24日、2021年の全国マンション市場動向を発表した。

 同年のマンション発売戸数は、全国で7万7,552戸(前年比29.5%増)。3年ぶりに増加し、2年ぶりに7万戸台を回復した。地域別では、首都圏3万3,636戸(同23.5%増)、近畿圏1万8,951戸(同24.7%増)、東海・中京圏7,481戸(同38.9%増)と三大都市圏が2ケタ増。その他エリアも、北海道1,629戸(同41.9%増)、東北1,605戸(同36.2%増)、首都圏以外の関東1,771戸(同132.1%増)、北陸・山陰659戸(同19.0%増)、中国2,454戸(同51.1%増)、四国1,036戸(同0.2%増)、九州・沖縄8,330戸(同43.7%増)とすべて増加となった。

 1戸当たりの平均価格は5,115万円(同2.9%上昇)と5,000万円を突破。1平方メートル当たり単価は78万4,000円(同2.6%上昇)。平均価格は5年連続、単価は9年連続の上昇で、いずれも過去最高を更新した。

 事業者別の供給戸数では、野村不動産(株)が4,014戸で首位。以下、三井不動産レジデンシャル(株)(3,982戸)、(株)プレサンスコーポレーション(3,950戸)、大和ハウス工業(株)(3,634戸)、三菱地所レジデンス(株)(2,214戸)、住友不動産(株)(2,211戸)、エスリード(株)(2,198戸)、あなぶき興産(株)(2,035戸)、(株)フージャースコーポレーション(1,934戸)、日鉄興和不動産(株)(1,782戸)と続いた。

 22年の発売戸数は7万5,000戸(同3.3%減)となる見通し。

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