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親子でずれた希望の条件、1位は「セキュリティ設備」

 アットホーム(株)は9日、初めての一人暮らしを始める学生とその親の接客を担当したことのあるアットホーム加盟店を対象に実施した『「初めての住まい探し(一人暮らし)で、学生の親子ですれ違う条件」ランキング』を発表した。

 親子で意見がすれ違う条件の1位は「セキュリティ設備」で36.1%。2位が「学校までの距離」で31.9%、3位が「治安面」の31.1%だった。

 1位の「セキュリティ設備」では、「学生はおしゃれなデザイナーズ物件を望み、親は外観にこだわらずセキュリティ重視の物件を望むため意見が対立しやすい」(愛知県)といったエピソードが聞かれた。2位の「学校までの距離」についても、「親は交通費の節約にもなるので、学校から近いほうがよい」と意見するものの、学生は「学校から少し遠くても、アルバイト先や繁華街に近いエリアを希望」など、同じくずれが見られた。

 初めての住まい探しをする親子へのアドバイスとしては、「コロナ禍を機にオンライン授業など自宅で過ごす時間が増えたので、居住スペースや住み心地を考慮したほうがいい」(東京都)、「治安面を重視する場合は、室内条件だけではなく物件のエントランスや共用部、ゴミ捨て場などの管理状況なども含めて、総合的に判断することが重要」(埼玉県)などの意見が挙げられている。

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