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既存マンション、「80平米」「4LDK」人気に陰り

 (株)Housmartはこのほど、コロナ禍前後の既存マンションに対するニーズの変化について、調査結果を公表した。同社が運営する既存マンションの売却等が行なえるアプリ「カウル」会員を対象とした調査。2020年〜22年のそれぞれ1〜2月時点にユーザーが希望した間取りと広さを比較し、ニーズの変化を調べた。調査対象者数は各年延べ約5,000〜5,500人程度。

 希望する広さについては、どの年も60平方メートルがトップ、次いで50平方メートル、70平方メートルとなった。一方、80平方メートルのシェアは20年6.1%から21年には7.6%に伸長したものの、22年には5.9%と20年を下回った。
 間取りについては、どの年も3DK・3LDKがトップ、次いで2DK・2LDK、4DK・4LDKとなったが、21年は4DK・4LDKの人気が一時的に拡大した。

 この結果に対し同社は、「コロナ禍、自宅にいる時間が増えたことにより、21年は広さや部屋数が求められるようになった。一方、物件価格の上昇により希望条件と価格の折り合いが付かず、広さや間取りを妥協せざるを得ない状況にあるようだ」などと分析した。

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