不動産ニュース

物件の購入時にあったら嬉しい情報は「相場情報」

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、物件購入・賃貸契約時に「不動産会社に求めること」に関する調査結果を発表した。2020年4月以降に不動産会社を通して一戸建て・マンションを購入、または賃貸物件を契約した全国の19〜59歳の人を対象にインターネットでアンケートを実施。調査期間は22年3月11〜14日。購入・賃貸ともに412人から回答を得た。

 「問い合わせた不動産会社はどうやって知りましたか?」の問いについては、購入時では「不動産ポータルサイトで気になる物件を掲載していた」(48.1%)がトップ。賃貸契約時も「不動産ポータルサイトで気になる物件を掲載していた」(66.3%)と同様だった。購入時で「その他」と回答した中には「折り込みチラシ」や「モデルルームのチラシ」など、ポスティングで知る人もいた。

 不動産会社のSNSをきっかけに物件を見つけた人もそれぞれ約1割。「どのSNSで物件を見つけましたか?」という問いでは、購入時は「YouTube」(61.5%)、「Twitter」(59.0%)、「Instagram」(51.3%)という順に。賃貸契約時は「YouTube」(68.8%)、「Twitter」(56.3%)、「Instagram」(50.0%)と、それぞれ50%以上になり、SNS等のソーシャルメディアから物件の情報を収集する人が一定数いることが分かった。

 また、「物件情報以外にあったらうれしい情報」では、購入時には「物件価格の相場情報」(75.0%)、「土地価格の相場情報」(60.7%)が上位を占めており、物件や土地の価値を意識して購入を検討する人が多く見られた。賃貸契約時は「初期費用の概算」が70.9%とトップ。「治安情報」(66.7%)や「災害リスク・避難場所」(54.9%)も半数以上を占め、近年の防犯・防災意識の高まりが表れた結果となった。

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