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既存マンション価格、全国的には上昇基調

 (株)東京カンテイは27日、2022年9月度の「中古(既存)マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県におけるファミリータイプの既存マンションの流通価格を、70平方メートルに換算・集計。その価格変動を、上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表している。

 同月は、「晴」が27から23地域に減少、「雨」は4地域で変化がなかった。「曇」は2から4地域に増加し、「小雨」は7から5地域に減少、「薄日」は7から11地域に増加した。

 全国で天候が回復した地域数は10から3地域に急減。横ばいは30から39地域に増加した。悪化は7から5地域に減少。47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は18から13地域に減少している。

 同社分析によれば、全国的には上昇基調が崩れていないが、高額事例の発生や比較的価格の高い都市への事例集中で平均価格が推し上がっている側面が強く、力強さに欠ける動きとなった。地方4大道県の価格は、広島市の下落で広島県が「薄日」に悪化し、道県の天気マークは変わらないが、札幌市と仙台市は弱含んだ。

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