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新築小規模木造戸建て、全圏域で下落傾向

 (株)東京カンテイは8日、2022年11月の主要都市圏別・新築小規模木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は5,046万円(前月比3.2%下落)と反転下落した。都県別では、東京都が6,133万円(同3.6%下落)、神奈川県が4,644万円(同2.1%下落)、千葉県が4,310万円(同0.5%下落)、埼玉県が4,293万円(同1.6%下落)と、いずれも反転下落した。10月は全面的に上昇したが、11月は一気に下落に転じる結果に。すべての都県で下落したのは17年6月以来となる。

 近畿圏は3,790万円(同0.8%下落)と反転下落した。主要府県別では、大阪府が3,695万円(同0.3%下落)、京都府が3,734万円(同5.2%下落)と、いずれも反転下落。兵庫県は4,152万円(同0.4%上昇)と4ヵ月連続で上昇した。兵庫県は調査対象都府県で唯一の上昇となった。

 中部圏は3,903万円(同1.0%下落)、愛知県は3,961万円(同0.5%下落)と、いずれも3ヵ月ぶりに反転下落した。建築コストが高止まる中で、上値が重くなっている状況がうかがえた。

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