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賃貸M賃料、ファミリー向けが郊外で大幅上昇

 (株)長谷工ライブネットは6日、「首都圏賃貸マンション賃料相場マップ2023年版」が完成。販売を開始したと発表した。

 同社が首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で管理する賃貸マンションの成約データと、同社が信頼できると判断した賃貸募集データを基に、間取りタイプをシングル(25平方メートル)、コンパクト(40平方メートル)、ファミリー(60平方メートル)の3タイプに分類。95沿線・1,030駅別の賃料相場を独自の分析調査によりまとめたもの。

 前年との比較で駅別に変動率を算出。上昇・低下を7段階に区分し、件数割合を分析した。その結果、首都圏全体では「やや上昇・上昇・大幅上昇」の割合がシングル37%、コンパクト47%、ファミリー51%を占め、面積が広いタイプほど上昇の割合が高い結果となった。特にファミリーは首都圏全体で「大幅上昇」が12%を占め、エリア別でも埼玉県(21%)と千葉県(24%)においては2割を超えており、郊外での大幅上昇が目立つ結果となった。

 また、エリア別の賃料相場ランキングでは、ファミリータイプにおいて、東京都下「国分寺」駅(23万8,000円・前年2位)、埼玉県「さいたま新都心」駅(23万5,000円・同2位)、千葉県「千葉中央」駅(18万8,000円・同7位)で、分譲マンションの一部が賃貸された影響で賃料が大幅上昇し、それぞれ1位にランクアップした。東京23区は「表参道」駅(37万9,000円・同3位)と「外苑前」駅(同・同1位)が首位に。神奈川県は「馬車道」駅(27万8,000円・同1位)が引き続き1位となった。

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