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景気DI、不動産は3ヵ月ぶり改善/TDB

 (株)帝国データバンクは5日、2023年8月の「TDB景気動向調査」結果を発表した。有効回答数は1万1,571社。

 同月の景気DI(0〜100、50が判断の分かれ目)は44.9(前月比0.3ポイント減)となり、2ヵ月ぶりに悪化した。10業界中7業界で悪化。台風の上陸による人流・物流の混乱やエネルギー価格の高騰が影響した。一方でインバウンド需要は好調だった。

 「不動産」は49.6(同0.8ポイント増)と3ヵ月ぶりに改善した。「全般的に買い意欲が続いている」(建物売買)「来店客数、売上とも回復基調」(貸事務所)といった声が聞かれた。一方で「価格が上がり過ぎて取引件数が少ない」(土地売買)といった声もあった。

 今後の国内景気について、同社は「好材料と悪材料が混在する中で、おおむね横ばいで推移するとみられる」と予測している。

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