不動産ニュース

都心5区ビル空室率、2ヵ月連続の低下

 三鬼商事(株)は7日、2023年8月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.40%(前月比0.06ポイント低下)と、2ヵ月連続で低下した。大型解約もあったが、拡張移転などによる成約が進んだことから、空室面積は1ヵ月間で約4,300坪減少した。1坪当たりの平均賃料は1万9,756円(同63円減)と、6ヵ月連続で2万円を割り込んだ。

 新築ビルの空室率は42.65%(同8.23ポイント上昇)。新築ビル2棟が募集面積を残して竣工し、一部のビルが既存に区分変更となったため、上昇した。既存ビルの空室率は5.64%(同0.07ポイント低下)。

 一方、大阪ビジネス地区の平均空室率は4.49%(同0.12ポイント低下)と5ヵ月連続で低下した。館内増床等による中小規模の成約等が見られたことから、空室面積は1ヵ月間で約2,700坪減少した。1坪当たりの平均賃料は1万1,925円(同14円増)となり、2ヵ月連続で1万1,900円台となった。

 新築ビルの空室率は48.92%(同26.21ポイント上昇)、既存ビルは4.49%(同0.12ポイント低下)となった。

最新のニュース