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9月の首都圏既存戸建て、価格は反転下落

 (株)東京カンテイは10日、2023年9月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100〜300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,793万円(前月比2.5%下落)と反転下落した。都県別では、東京都5,688万円(同6.5%下落)と3ヵ月ぶりに下落に転じた。神奈川県は4,147万円(同0.6%下落)と4ヵ月連続で下落。千葉県も2,689万円(同1.4%下落)と2ヵ月連続で下落した。埼玉県は2,878万円(同0.7%上昇)と4ヵ月ぶりの上昇となった。東京都が下落に転じたことで、首都圏全体平均が反転下落。前年同月比を見ても、平均築年が変わらない中で4.2%減に。

 近畿圏は2,873万円(同3.3%上昇)と反転上昇した。府県別では、大阪府3,147万円(同0.0%下落)はほぼ横ばい、兵庫県2,891万円(同8.0%上昇)は反転上昇 。京都府は3,492万円(同1.2%上昇)と4ヵ月連続の上昇。

 中部圏は2,507万円(同1.0%上昇)と2ヵ月連続で上昇。愛知県は3,071万円(同1.0%上昇)と上昇した。
 宮城県は2,473万円(同5.8%下落)と2ヵ月連続の下落。福岡県は2,426万円(同11.1%上昇)と大きく上昇した。

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