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首都圏新築戸建て価格、連続して下落/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社ネットワークにおける2023年9月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。

 不動産情報サイト「アットホーム」で消費者向けに登録・公開された物件の(重複物件はユニーク化)の売り希望価格を東京23区、東京都下、神奈川県横浜市・川崎市、神奈川県他、埼玉県さいたま市、埼玉県他、千葉県西部、千葉県他の首都圏8エリアで集計した。

 新築戸建ての平均価格は4,568万円(前月比0.1%下落)と、2ヵ月連続で下落した。エリア別では、東京23区が6,716万円(同0.9%下落)、東京都下が4,774万円(同0.1%下落)、横浜市・川崎市が5,285万円(同0.5%下落)、神奈川県他が3,979万円(同変化なし)、さいたま市が4,409万円(同0.3%上昇)、埼玉県他が3,680万円(同0.1%上昇)、千葉県西部が4,150万円(同1.0%下落)、千葉県他が3,227万円(同0.6%下落)となった。

 全8エリア中5エリアが前月比で下落し、中でも東京23区は5ヵ月連続、千葉県は4ヵ月連続の下落となっている。また、埼玉県は前月比で上昇したものの、2017年1月以降、最高額に届かず、最高額更新エリアは2ヵ月連続でゼロとなり、全体的に価格上昇の勢いが弱まっていることが分かった。

 既存マンションの平均成約価格は3,870万円(同0.2%下落)と5ヵ月連続で下落した。エリア別では、東京23区4,980万円(同0.1%上昇)、東京都下3,198万円(同0.8%上昇)、横浜市・川崎市3,408万円(同0.9%上昇)、神奈川県他2,616万円(同0.7%下落)、さいたま市3,497万円(同0.6%下落)、埼玉県他2,540万円(同0.5%下落)、千葉県西部2,944万円(同0.4%下落)、千葉県他2,067万円(同0.7%上昇)となった。

 東京23区と横浜市・川崎市、千葉県他の3エリアは、17年1月以降最高額を更新。特に東京23区では4ヵ月連続、千葉県他では5ヵ月連続の上昇となった。一方で、千葉県西部は5ヵ月連続、埼玉県は8ヵ月連続で下落または横ばいになるなど、エリアによって価格動向に違いがみられた。

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