不動産ニュース

M売却、売り出し・成約価格乖離率は−4.5%

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は9日、「マンション売却に関する実態調査」の結果を発表した。2018年7月以降、住み替えのために国内のマンションを売却したことのある30〜69歳の男女409名(男性320名、女性89名)を対象に8月22〜23日にインターネットでアンケート調査した。

 売却理由(債務整理や相続資産の整理を除く)について聞いたところ、「住む場所を変えたかったから」(22.7%)が最も多く、次いで「一戸建てに住み替えたかったから」(21.5%)となり、それぞれ2割を超えた。3位は「家族構成が変わったから」(16.9%)だった。

 売却を依頼した不動産会社を見つけた経緯については、「次に住む物件を購入・借りる際に利用する予定の会社」(18.8%)がトップとなり、次の住まい探しに軸を置いている人が多い傾向が確認できた。以下、「一括で物件の売却査定依頼ができるサービス」(16.4%)、「『不動産 売却』等のキーワードでインターネット検索」(15.4%)と続いた。

 不動産会社を選ぶ上で重視したことについては、1位「実績が豊富」(37.0%)、2位「売却物件があるエリア・周辺環境に詳しい」(32.9%)、3位「経験豊富なスタッフが在籍している」(27.6%)に。

 「売出・成約価格の乖離率」[(成約価格−売出価格)÷売出価格×100]を調べたところ、平均−4.5%という結果に。プラスに転じているケースは少なく、値下げ等をしながら売却したことがうかがえる結果となった。また、売却までにかかった期間別にみると、おおむね期間が長くなるにつれて乖離率も大きくなる傾向が見られた。

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