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首都圏の小規模戸建て価格、3ヵ月連続で下落

 (株)東京カンテイは9日、2023年10月の主要都市圏別・新築小規模木造一戸建住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内。木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は5,260万円(前月比0.9%下落)と、3ヵ月連続で下落した。都県別では、東京都が6,254万円(同2.4%下落)、神奈川県は4,718万円(同0.3%上昇)、千葉県は4,362万円(同0.6%上昇)、埼玉県は4,486万円(同3.4%上昇)。東京都のみ下落し、前年同月比でもマイナスとなった。千葉は2ヵ月連続上昇。
 供給戸数は1都3県すべてで2桁増となり、首都圏全体では前月比11.8%増。前年同月と比べても約3割増となった。

 近畿圏の平均価格は3,929万円(同3.3%上昇)と再び上昇に転じた。主要府県別では、大阪府が3,784万円(同3.1%上昇)と上昇。兵庫県は4,416万円(同2.2%上昇)、京都府も3,792万円(同1.7%上昇)と共に2ヵ月連続で上昇した。主要3府県すべてで価格の上昇と供給戸数の増加が見られた。

 中部圏は3,900万円(同0.2%下落)と下落に転じた。愛知県は4,038万円(同1.3%上昇)と3ヵ月連続で上昇した。

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