首都圏マンション発売戸数、全エリアで2ケタ減

　（株）不動産経済研究所は20日、2023年10月の首都圏新築分譲マンション市場動向を発表した。

　同月の発売戸数は1,486戸（前年同月比46.3％減）と、大幅に減少。地域別では、東京23区479戸（同55.6％減）、東京都下128戸（同24.7％減）、神奈川県378戸（同40.2％減）、埼玉県203戸（同56.3％減）、千葉県298戸（同29.4％減）と、全エリアで2ケタ減となった。

　初月契約率は60.9％（同11.0ポイント下落）と、3ヵ月連続で6割台に。

　1戸当たりの平均価格は6,567万円（同3.2％下落）と、8ヵ月ぶりに下落。1平方メートル価格は101万円（同1.5％上昇）と、8ヵ月連続で上昇している。

　即日完売は、「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」3期1次（東京都世田谷区、2戸、平均1倍、最高1倍）など、2物件5戸。

　月末時点の販売在庫数は4,756戸で、前月末から19戸増加した。

　11月の発売は、4,000戸程度を見込む。