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川崎のアリーナ複合開発、商業棟はホテル、温泉等出店

 京浜急行電鉄(株)と(株)ディー・エヌ・エーは21日、「京急川崎」駅隣接地で進める複合エンターテインメント施設の共同開発プロジェクト「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」の概要を発表した。

 同プロジェクトは、現在は自動車教習所として使われている「京急川崎」駅の隣接地において、アリーナ、宿泊施設、飲食施設等の商業施設を含む複合施設を開発するもの。今年3月に、開発計画が発表されていた。

 今回、新設する建物の概要を発表。建物は、アリーナ棟と商業棟で構成。商業棟は17階建てで、1・2階は2,000人規模のイベント等が開催できるサブアリーナ兼ライブホール、3〜8階は温泉施設、フードホール、10〜17階はホテルおよびレストランとする。

 また、従来の開発敷地を約1,970平方メートル拡張し、総開発面積を約1万3,650平方メートルにすることも明かした。これを踏まえ、メインアリーナでのイベント興行時の人数は、当初予定の1万人から5,000人増加し、1万5,000人規模となる。なお、新アリーナはDeNA 傘下のプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」がホームアリーナとして28−29シーズン(2028年10月開幕)より使用する予定。その際の最大収容可能人数は1万2,000人規模となる見込み。

 メインアリーナおよび商業棟の用途構成および規模の概算値を基に施設完成後の年間の経済波及効果の算出を行なった結果、およそ1,273億7,000万円となった。

 25年に着工、28年10月に開業の予定。

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