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千葉・南船橋に駅直結の商業施設/三井不

 三井不動産(株)は28日、「三井ショッピングパークららテラス TOKYO-BAY」(千葉県船橋市)をマスコミに公開した。29日グランドオープンする。

 千葉県船橋市が実施した「JR南船橋駅南口私有地活用事業」の事業者公募で選定され、公民連携で開発を進めてきた施設。敷地面積1万6,740平方メートル、鉄骨造2階建て、延床面積1万1,200平方メートル。

 JR京葉線「南船橋」駅に直結。近隣の住宅へはもちろん、同社運営の物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋I〜III」、2024年春に開業を予定している1万人を収容する大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」、同駅そばに所在する「IKEA Tokyo-Bay」のゲートウェイとなる施設。スーパーやコンビニエンスストアのほか、サービス19店舗、フードコート5店舗、レストラン・カフェ等4店舗など、日常使いできる生活利便性の高い店舗を中心に計36店舗を出店する。

 開発敷地面積の約3分の1を占める5,000平方メートルの天然芝生広場の空間を整備。ドッグランエリアや遊具広場を設け、フードフェスやスポーツのパブリックビューイングといったさまざまなイベントを開催していく計画。また災害発生時には一時避難場所として避難者を受け入れる計画で、マンホールトイレも2ヵ所設置している。

 説明会に出席した船橋市長の松戸 徹氏は、「船橋市としては、南船橋を回遊性の起点として、新しいまちのエネルギーを生み出す場所にしていきたい。施設内の船橋市観光協会によるインフォメーションセンターでは、来場者に船橋の魅力を伝えていく。船橋市民だけではなく、都内の方も含めて愛されるエリアにしていきたい」と述べた。同社常務執行役員商業施設本部長の若林瑞穂氏は、「駅直結という立地を生かして、周辺の各施設へとつなぐゲートウェイの施設として、エリア全体の発展に寄与していきたいと考えている」と述べた。

 年間で売上高40億円、来場者数200万人を見込んでいる。

 

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