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都心5区ビル空室率、 4%台後半で推移

 三幸エステート(株)は17日、2023年12月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模賃貸オフィスビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は4.97%(前月比0.01ポイント上昇)と、先月からほぼ横ばいで推移。集約移転したテナントの退去床や部分解約など現空床が生じた一方、既存ビルでの館内増床等による成約が進んだため。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率も7.40%(同0.06%上昇)と同様に横ばいで推移した。

 1坪当たりの募集賃料は2万7,870円(同31円増)と、2万8,000円前後で横ばい傾向が続いた。引き続き、大口の募集床を抱えるビルを中心に、テナント誘致を目的とした条件見直しやキャンペーンが行なわれている。募集面積は63万509坪(同3,376坪増)。

 全国6大都市の空室率は、東京23区5.1%(同増減なし)、札幌市2.6%(同0.2ポイント上昇)、仙台市5.6%(同増減なし)、名古屋市5.1%(同増減なし)、大阪市2.9%(同0.1ポイント低下)、福岡市4.1%(同0.1ポイント低下)だった。

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