不動産ニュース

横浜の建て替えマンション、6割超が成約

 横浜市住宅供給公社と(株)URリンケージは8日、新築分譲マンション「プロミライズ青葉台」(横浜市青葉区、総戸数761戸、うち非分譲住戸205戸)の販売総戸数(556戸)のうち、半数超(343戸)が成約したと発表した。

 東急田園都市線「青葉台」駅から徒歩約10分に立地。1967年に竣工した「桜台団地」(総戸数456戸)の建て替え事業で、両者が参加組合員として事業参画している。横浜市内の建て替え事業では最大級となる。

 建て替え後のマンションは、総開発面積4万4,635.66平方メートル。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造5階建て他。住戸棟5棟、共用棟2棟で構成する。まちの中心には円形状の広場空間「セントラルプラザ」、その周囲には共用施設「セントラルコア」と「さくらテラス」を配置する。「セントラルコア」は、キッズスペース ミーティングルームなどのほか、Wi-Fi完備のスタディスペース、ゲストルームを用意。「さくらテラス」は、キッチンスペース、ライブラリー機能を完備する。

 住戸は、両面アウトフレーム工法で、二重天井・二重床を採用。キッチンには、ディスポーザや食器洗乾燥機などを標準装備。手すりや廊下幅850mmなど、ユニバーサルデザインを採用し、永住性を意識した設計を取り入れる。

 専有面積31.50〜91.76平方メートル。販売価格は3,298万〜9,298万円。2023年7月下旬にモデルルームをオープン。2月末までの問い合わせ総数は約4,000件超、モデルルーム来場数は延べ1,180件超となった。供給戸数は第1期1次〜4次273戸、第2期1次・2次112戸。第1期1次・2次登録抽選平均倍率は1.25倍。第2期1次登録抽選平均倍率1.23倍。
 成約者は、地元青葉区を中心に横浜市内在住の30歳代プレファミリー、ファミリー層が多かった。都心へのアクセスの良さや充実した共用施設、ユニバーサルデザインなどが評価された。

 引渡しは26年1月〜同年8月の予定。第3期販売は24年夏の予定。

最新のニュース