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23区オフィス空室率は改善傾向続く

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は3日、2024年3月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。

 東京23区のオフィス空室率は3.22%(前月比0.07ポイント低下)と引き続き改善した。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は4.73%(同0.17ポイント低下)となった。

 エリア別の空室率は、都心5区は3.00%(同0.09ポイント低下)、周辺18区が3.91%(同変動なし)。募集面積率は、都心5区が4.51%(同0.20ポイント低下)、周辺18区が5.41%(同0.09ポイント低下)。

 都心5区では、空室率が高い順に、港区3.89%(同0.08ポイント低下)、中央区3.84%(同0.2ポイント低下)、渋谷区2.41%(同0.14ポイント上昇)、新宿区2.38%(同0.14ポイント低下)、千代田区1.82%(同0.09ポイント低下)。

 規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.22%(同0.06ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.21%(同0.08ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが4.93%(同0.21ポイント低下)、中小規模ビルが4.49%(同0.13ポイント低下)となった。

 空室面積は31万3,000坪(同9,000坪減)。空室増減量は、増加が3万6,000坪(同3,000坪増)、減少が4万5,000坪(同2,000坪増)と、減少が増加を上回った。

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