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3月の首都圏既存一戸建て価格、全都県で下落

 (株)東京カンテイは9日、2024年3月の主要都市圏別・中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100〜300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は3,618万円(前月比10.6%下落)と大きく下落した。都県別では、東京都が5,526万円(同11.3%下落)と2ヵ月連続上昇から大きく反転下落。神奈川県は4,075万円(同6.7%下落)と連続で下落した。千葉県は2,627万円(同3.6%下落)と4ヵ月連続で下落。埼玉県は2,766万円(同3.8%下落)と反転下落。全都県で価格は下落し、前年比もマイナスとなった。

 近畿圏は2,749万円(同2.3%下落)と連続で下落。主要府県別では、大阪府が3,007万円(同0.2%上昇)と小幅ながら再び上昇。兵庫県は2,609万円(同9.5%下落)と大きく反転下落。京都府は3,599万円(同1.3%上昇)と反転上昇した。同月は兵庫県の下落が影響し、近畿圏全体は下落が続いた。

 中部圏は2,424万円(同9.7%下落)、愛知県は2,919万円(同8.8%下落)と、いずれも下落した。

 宮城県は2,628万円(同4.4%上昇)、福岡県は2,326万円(同4.1%下落)だった。

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