不動産ニュース

3月の新築戸建て、首都圏平均価格が上昇に転じる

 (株)東京カンテイは9日、2024年3月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積100平方メートル以上300平方メートル以下、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は4,428万円(前月比0.2%上昇)と上昇。都県別では、東京都が5,522万円(同5.9%上昇)と再び上昇に転じた。神奈川県は4,821万円(同2.7%上昇)と2ヵ月連続の下落から反転上昇。千葉県は3,608万円(同3.7%下落)と3ヵ月連続で下落し、下落率が拡大した。埼玉県も3,749万円(同1.8%下落)も下落が続いた。首都圏全体は反転上昇したものの、小幅な動きにとどまっている。

 近畿圏は3,719万円(同2.6%上昇)と上昇に転じた。府県別では、大阪府が4,035万円(同5.2%上昇)と連続で上昇。14年4月の集計開始以降初の4,000万円台となった。兵庫県は3,771万円(同1.4%上昇)と反転上昇。京都府は4,070万円(同2.2%下落)と下落に転じた。

 中部圏は3,719万円(同13.2%上昇)と大幅上昇。愛知県は3,560万円(同0.2%上昇)と3ヵ月連続の上昇。

 宮城県は3,393万円(同2.6%下落)、福岡県は3,547万円(同1.9%上昇)となった。

最新のニュース