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三大都市圏既存マンション価格、全圏域で下落

 (株)東京カンテイは23日、2024年3月の三大都市圏中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の推移を発表した。

 首都圏の70平方メートル換算価格は4,680万円(前月比0.6%下落)と、マイナスに転じた。都県別では、東京都が6,465万円(同0.6%上昇)と3ヵ月連続で上昇したが、神奈川県3,600万円(同1.3%下落)、埼玉県2,912万円(同1.1%下落)、千葉県2,702万円(同0.7%下落)はいずれも下落した。

 近畿圏は2,831万円(同1.4%下落)と、年初来の最低値を更新。府県別では、大阪府が3,026万円(同1.7%下落)と3ヵ月ぶりに下落。兵庫県も2,461万円(同2.3%下落)。

 中部圏は2,240万円(同0.6%下落)。愛知県も2,376万円(同0.8%下落)と下落した。

 首都圏は、東京都が前年同月の水準をわずかに上回っているものの、神奈川県・埼玉県・千葉県は昨年11月以降前年同月の水準を下回る状態が継続。主要都市別では、特にさいたま市(3,612万円、前年同月比1.6%下落)は7ヵ月連続のマイナスで、前年同月比での下落率は6%台にまで拡大している。
 近畿圏の大阪市(3,864万円、同0.4%下落)・神戸市(2,628万円・同2.3%下落)や、中部圏の名古屋市(2,744万円、同1.2%下落)は平均築年数が進んだことも影響し下落。名古屋市については、前年同月比の下落率は4%に拡大した。

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