都心5区ビル空室率、3ヵ月ぶりに上昇
三幸エステート(株)は10日、2024年8月度の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)と全国6大都市(東京23区と札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の5市)の大規模ビル(1フロア当たりの面積200坪以上の賃貸オフィスビル)のマーケットデータを公表した。
東京都心5区の空室率は4.40%(前月比0.35ポイント上昇)と、3ヵ月ぶりに上昇した。新築ビルがまとまった面積の空室を抱えて竣工したことが要因。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率も6.29%(同0.25ポイント上昇)と、3ヵ月ぶりに上昇した。
1坪当たりの平均募集賃料は2万8,681円(同157円上昇)で、4ヵ月連続で上昇となった。募集面積は55万2,144坪(同1万9,049坪減)。
また、全国6大都市の空室率は、東京23区4.6%(同0.2ポイント上昇)、札幌市2.7%(同0.4ポイント低下)、仙台市6.9%(同0.2ポイント上昇)、名古屋市3.8%(同0.1ポイント低下)、大阪市3.5%(同0.3ポイント低下)、福岡市3.5%(同0.3ポイント低下)だった。