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東京の50坪以下貸店舗賃料、飲食店可・1階で最高値

 アットホーム(株)は11日、2021年度下期(21年10月〜22年3月)の50坪以下の貸店舗の募集動向を発表した。調査対象は、同社不動産情報ネットワークに登録・公開された、東京(銀座、新橋・虎ノ門、六本木、渋谷、原宿・表参道、恵比寿・目黒・中目黒、新宿、池袋、上野・浅草)、名古屋(「名古屋」駅周辺、栄)、大阪(大阪・梅田、なんば・心斎橋)に所在する5〜50坪の「貸店舗」「貸店舗・事務所」で、駅徒歩10分以内の物件。募集賃料は、共益費等込みの坪単価(税抜き)の中央値。「飲食店可」と「飲食店不可」、「1階」と「1階以外(地下階および2階以上)」に分類し集計した。

 東京9エリアの募集賃料は、条件別では、飲食店可物件が2万6,120円(前期(21年4〜9月)比4.3%増)、飲食店不可物件が1万7,302円(同0.6%増)。フロア別では、1階物件が2万5,205円(同2.1%増)、1階以外物件が1万9,948円(同1.0%減)。飲食店可物件、1階物件で2期連続の上昇となり、ともに18年上期以降の最高値を更新した。
 18年上期を基準(100)とした募集物件数の指数は128.3(同6.6%下落)と、2ヵ月連続の下落となった。

 「名古屋」駅周辺は、飲食店可物件が1万7,917円(同0.3%増)、飲食店不可物件が1万1,553円(同3.5%増)。1階物件は1万4,663円(同11.1%減)と、全エリアで最も下落率が大きかった。1階以外物件は1万3,745円(同0.0%)。募集物件指数は180.0(同2.2%下落)と、下落に転じた。

 大阪・梅田は、飲食店可物件が1万6,237円(同6.3%増)、飲食店不可物件が9,363円(同1.0%増)。1階物件は1万7,993円(同10.6%増)と、4期連続の上昇。1階以外物件は1万997円(同0.0%)だった。募集物件指数は94.9(同8.0%下落)と、全エリアで唯一100を下回り、18年上期以降の最低値となった。

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