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浜松町駅エリアの交通整備計画を発表

 (株)世界貿易センタービルディング、野村不動産(株)、東日本旅客鉄道(株)、東京モノレール(株)、鹿島建設(株)の5社は、JR「浜松町」駅で進めている「浜松町駅西口開発計画・芝浦プロジェクト」にあわせて推進している浜松町駅エリアの整備計画を発表した。

 「浜松町」駅は、主要交通機関が集積する利便性の高いターミナル駅であるとともに、羽田から東京の玄関口としての機能を果たしている。昨今、駅周辺で複数の大型再開発プロジェクトが進行中で、さらに駅利用者や来訪者、就労人口が増加する可能性があることから、駅周辺エリアを公益的につなぐ歩行者ネットワークの構築と交通結節点としての機能強化を図ることを目的に計画を決定した。

 同駅北口では、竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアをつなぐ歩行者ネットワークを形成。線路を跨いで東西をつなぐ自由通路は、JR浜松町駅・東京モノレール浜松町駅の北口に新たに整備される改札までフラットにアクセスできるようにする(2026年度使用開始予定)。南口では、既存の自由通路に加え新たな自由通路を整備。混雑緩和やバリアフリーへの対応を図る他、浜松町二丁目エリアと、芝浦エリアをつなぐ歩行者ネットワークを強化していく(段階的に開発し、26年度に全面使用開始)。

 また、駅東側では、旧芝離宮庭園に沿って歩行者専用道路を整備。これにより、竹芝・汐留方面と、芝浦方面が緑豊かな空間でつなげ、駅から芝浦プロジェクトにかけて庇を設置することにより、雨に濡れず通れるようになる。

 さらに駅中央改札前にひろがる中央広場とステーションコア(歩行者ネットワーク)を一体整備。JR山手線・京浜東北線、東京モノレール、都営地下鉄、バスターミナル、タクシーといった各交通機関とのスムーズな乗り換えが可能となる。

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