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東京都心5区のオフィス空室率、小幅に上昇

 三鬼商事(株)は7日、2022年6月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.39%(前月比0.02ポイント上昇)。当月は大型成約の動きが見られたものの、縮小などに伴う解約の影響もあったことから、東京ビジネス地区全体の空室面積が1ヵ月間で小幅に増加した。

 新築ビルの空室率は37.66%(同17.75ポイント上昇)。高稼働の大規模ビル2棟を含めた4棟が既存ビルの区分にシフトしたため、空室率が上昇した。既存ビルは6.25%(同0.02ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万273円(同46円低下)となり、23ヵ月連続で低下している。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は5.01%(同0.02ポイント上昇)。建替予定のビルや自社ビルからの移転のほか、館内増床や拡張移転等に伴う成約の動きがみられたものの、集約や新築ビルへの移転による大型解約の影響があったため、大阪ビジネス地区全体の空室面積が小幅に増加した。

 新築ビルの空室率は34.09%(同0.38ポイント低下)。既存ビルは4.37%(同0.06ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は1万1,880円(同1円低下)となった。

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