首都圏新築戸建て価格、小幅な変動で推移

　不動産情報サービスのアットホーム（株）は26日、同社ネットワークにおける2023年5月の首都圏新築戸建てと中古（既存）マンションの登録価格データを公表した。

　不動産情報サイト「アットホーム」で消費者向けに登録・公開された新築戸建て（所有権のみ、重複はユニーク化）の売り希望価格を東京23区、東京都下、神奈川県横浜市・川崎市、神奈川県その他、埼玉県さいたま市、埼玉県その他、千葉県西部、千葉県その他の首都圏8エリアで集計した。

　首都圏の新築戸建て平均価格は4,580万円（前月比0.2％上昇）。エリア別では、東京23区が6,892万円（同0.7％下落）、東京都下4,776万円（同0.2％下落）、神奈川県横浜市・川崎市5,273万円（同0.2％下落）、神奈川県その他3,985万円（同0.7％下落）、埼玉県さいたま市4,497万円（同0.1％上昇）、埼玉県その他3,692万円（同0.3％上昇）、千葉県西部4,239万円（同横ばい）、千葉県その他3,283万円（同0.8％上昇）だった。

　東京・神奈川の4エリアで下落した一方、埼玉県2エリアと千葉県その他エリアは17年1月以降の最高値を更新した。ただ、変動幅はいずれも1％未満と全体的に小幅な推移となった。

　17年１月を100とした平均価格指数は、東京23区が124.1（前年同月比7.2ポイント上昇）、東京都下119.3（同3.9ポイント上昇）、神奈川県横浜市・川崎市120.4（同6.1ポイント上昇）、神奈川県その他118.5（同3.6ポイント上昇）、埼玉県さいたま市127.9（同4.1ポイント上昇）、埼玉県その他120.4（同5.9ポイント上昇）、千葉県西部130.1（同7.0ポイント上昇）、千葉県その他126.3（同7.0ポイント上昇）となった。