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首都圏既存マンション、成約件数3ヵ月ぶり増加

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2023年6月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,111件(前年同月比3.6%増)と、3ヵ月ぶりに前年同月を上回った。都県別では、東京都1,709件(同7.0%増)、埼玉県319件(同4.2%減)、千葉県363件(同2.9%減)、神奈川県720件(同3.0%増)。埼玉県は18ヵ月連続で前年同月を下回っている。

 1平方メートル当たりの成約単価は72万2,700円(同7.9%上昇)と、20年5月から38ヵ月連続で前年同月比プラス。成約価格は4,610万円(同9.0%上昇)と20年6月から37ヵ月連続で前年同月プラス。新規登録件数は1万6,566件(同14.6%増)と2ケタ増となり、6ヵ月連続で前年同月を上回った。在庫件数は4万5,872件(同23.4%増)と、22年2月から17ヵ月連続で前年同月を上回り、3ヵ月連続20%以上の増加となっている。

 一方、既存戸建ての成約件数は1,138件(同0.6%減)と、22年1月から18ヵ月連続で前年同月を下回っている。成約価格は3,750万円(同1.9%下落)と、20年10月以来32ヵ月ぶりに前年同月を下回った。

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