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賃貸マンション募集家賃、8エリアが全面積帯上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2023年6月)を発表した。

 同調査では、入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義。調査対象は、首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。

 賃貸マンションは、東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・名古屋市・大阪市・福岡市の8エリアが全面積帯で前年同月を上回った。
 面積帯別の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が東京都下(前年同月比4.2%上昇、平均家賃5万8,667円)、30〜50平方メートル(カップル向き)は大阪市(同6.6%上昇、同9万5,322円)、50〜70平方メートル(ファミリー向き)も大阪市(同12.4%上昇、同13万4,401円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)も大阪市(同13.5%上昇、同23万9,987円)。
 カップル向きが7ヵ月連続、ファミリー向きが6ヵ月連続して、全10エリアで前年同月を上回った。中でも東京23区・仙台市・大阪市・福岡市の4エリアは両タイプ共に2015年1月以降最高値を更新している。

 賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが福岡市(同2.6%上昇、同4万1,310円)、カップル向きが神奈川県(同5.8%上昇、同7万6,060円)、ファミリー向きは埼玉県(同8.5%上昇、同8万4,084円)に。カップル向きは札幌市・名古屋市を除く8エリア、ファミリー向けが札幌市を除く9エリアで前年同月を上回った。特に東京都下と埼玉県の2エリアは、両タイプ共に15年1月以降最高値を更新した。

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