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首都圏分譲マンション賃料、9ヵ月連続の上昇

 (株)東京カンテイは17日、2023年7月の三大都市圏の分譲マンション賃料月別推移を公表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を1平方メートル当たりに換算して算出したもの。

 首都圏の平均賃料は3,519円(前月比0.1%上昇)と、わずかながら9ヵ月連続で上昇。都県別では、東京都が4,043円(同0.7%上昇)と再び上昇し、5月の水準を上回った。神奈川県2,528円(同0.7%上昇)、埼玉県1,999円(同0.1%上昇)は上昇に転じたが、いずれも直近のピークを記録していた今春の水準には届いていない。一方、千葉県は築古事例が増加した影響から、1,966円(同1.1%下落)と6ヵ月ぶりに下落した。

 近畿圏の平均賃料は2,202円(同1.4%下落)。大阪エリアの弱含みと事例シェア縮小により、6ヵ月ぶりの下落となった。府県別では、大阪府が2,474円(同0.9%下落)と、8ヵ月ぶりに下落。兵庫県は1,841円(同変化なし)の横ばいで、今春以降は1,800円台の前半で堅調な推移が続いている。

 中部圏の平均賃料は1,971円(同1.8%上昇)、愛知県が2,015円(同2.1%上昇)と、いずれも4ヵ月ぶりに上昇した。

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