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大震災で「自宅が被害を受けると思う」は62.5%

 SBI いきいき少額短期保険(株)は24日、“地震・防災”に関するアンケート調査結果を発表した。全国の20歳以上の持ち家居住者(一戸建て、分譲マンション)を対象に、7月28日から8月7日に調査した。有効回答数は1,115名。

 現在、不安を感じる災害を聞いたところ、「地震・津波」(52.6%)が最多に。以下、「豪雨・洪水、がけ崩れ、地滑り、土石流」(37.8%)、「暴風、竜巻」(30.8%)と続いた。「特にない」は24.5%で、年々上昇傾向にあるほか、「感染症」(20.3%)は昨年から12.6ポイント減少している。

 近い将来、住んでいる地域で大地震(震度6強以上)が発生すると思うか? との問いでは、「発生すると思う」「どちらかといえば発生すると思う」の合計が59.0%となり、昨年(60.9%)と比べて1.9ポイント減少している。 
 さらに、大地震発生時に自宅が倒壊や損傷などで大きな被害を受けるか? については、「大きな被害を受けると思う」「どちらかといえば被害を受けると思う」で62.5%を占めたが、昨年と比べて3.7ポイント減少した。
 被害を受ける理由は、「築年数が経過しているから」(60.1%)、「耐震・免震・制震性能が不十分だから」(37.0%)、「旧耐震基準のままで補強工事を行なっていないから」(18.5%)がトップ3に。

 自宅が地震で被災した際の自宅再建費用の捻出方法について聞いたところ、「地震保険」(45.6%)で最多に。以下、「貯蓄やその他金融資産」(28.3%)、「共済等の地震保険以外の補償」(19.2%)。「特に準備はしていない」は34.4%と、昨年より1.7ポイント上昇した。

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