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景気DI、3ヵ月ぶりに改善/TDB

 (株)帝国データバンクは6日、2023年10月の「TDB景気動向調査」結果を発表した。有効回答数は1万1,506社。

 同月の景気DI(0〜100、50が判断の分かれ目)は44.7(前月比0.3ポイント増)となり、3ヵ月ぶりに改善した。行楽シーズンを迎え各種イベント開催やインバウンド需要に支えられ、各地のにぎわいが好材料となり10業界中9業界で改善した。

 「不動産」は48.7(同0.2ポイント増)と2ヵ月ぶりに改善した。「不動産市況が高値でありながら需給のバランスが保たれている」(建物売買)、「賃貸はやや動きが鈍いが、売買は投資用物件に関して円安と低金利による旺盛な外需で堅調」(貸家)といった声が聞かれた。一方で「建築コストや土地価格の上昇による販売価格の高騰にエンドユーザーがついてきていない」(土地売買)といった声もあった。

 今後の国内景気について、同社は「海外情勢のリスクを抱えつつも、個人消費と設備投資が下支えし、横ばいで推移する」と予測している。

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