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東京・銀座のハイストリート賃料、2ヵ月連続の上昇

 シービーアールイー(株)は5日、国内主要店舗(路面店舗)の市場動向に関するレポート「リテールマーケットビュー 2023年第4四半期(23年10〜12月)」を公表した。

 東京・銀座のハイストリート賃料は1坪当たり月額賃料が26万3,000円(前期比0.9%上昇)と、2期連続で上昇し、コロナ前の水準(19年4Q、同25万8,000円)を上回った。松屋通りの賃料相場がコロナ後に初めて上昇に転じたこと等が寄与した。プライム賃料は同40万円(同変動なし)と、横ばいが続いている。空室率は2.8%(同0.7ポイント低下)。

 大阪・心斎橋では、御堂筋沿いの店舗をラグジュアリーブランドがいち早く確保する動きが既存物件だけでなく、竣工予定の物件でも見られた。また、アパレル、スポーツブランド、アウトドアブランド等の引き合いが見られた。心斎橋ハイストリート賃料は同22万6,000円(同10.8%上昇)と4期連続で上昇した。心斎橋プライム賃料38万円(同3万円上昇)。空室率は3.0%(同0.2ポイント上昇)となった。

 名古屋・栄は、募集区画が依然として少なく、特にリテーラーのニーズが集中する南大津通りでは出店につながりにくい状況にある。ハイストリート賃料は4期連続横ばいの7万1,000円(同変動なし)。プライム賃料も10万円(同変動なし)と横ばいが続いている。空室率は0.0%(同変動なし)。

 福岡・天神は、ドラッグストアやアパレル、カラオケボックス等の出店が決定。ハイストリート賃料は同5万6,200円(同1.3%上昇)。プライム賃料は同10万円(同変化なし)と横ばい。空室率は3.0%(同0.5ポイント上昇)となった。

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