一般コラム
街紹介

両国の由来と現在

皆さま、こんにちは
オークラヤ住宅の田中です!
今月の街角エッセイはこちら!
 両国  由来 と 現在 

              ✤✤ 両国の由来と歴史 ✤✤              

世界3大火災と云われている、明暦の大火(1657年)
この江戸の大半を焼き尽くした大火事が
両国という地名の由来に関わっています。
外堀以内のほぼ全域、
江戸城天守を含む、多くの大名屋敷、市街地の大半が焼失し、
諸説ありますが死者10万人以上とも云われている大火の後、
防火・防災の観点から、江戸の町は都市改造が進められ
今までは江戸城防衛の為に千住大橋だけであった隅田川に
1659年(万治2年)12月13日2番目の橋「大橋」が完成。
1694年(元禄6年)には3番目の橋「新大橋」が完成します。
大火の後すぐに造られた「大橋」が
通称で「両国橋」と呼ばれ始めたのが
両国という地名の由来とされています。
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両国とは、下総国と武蔵国のことで
当時大川(隅田川)がこの2国の国境になっていました。
また、両国には
あの世とこの世のことだという怖い話もあるようです。
それだけ明暦の大火が凄まじいものだったのですね。
両国には現在日本一の無縁寺「回向院」があります。
大火で失われた多くの人や動物、生ある全てのものに
仏様の慈悲が得られるという由緒あるお寺です。
失うことが多かった分、
平穏な生活を望む人々の想いを
充分叶えてくれそうな空間になっています。
              ✤✤ 両国の現在の姿 ✤✤              
現在の両国は駅についてすぐ
相撲の聖地だと分かります。
駅の改札には
横綱の大きな写真や「横綱と背くらべ」ができる場所や
手形などが多数飾られており
写真撮影をしている人の姿も多数見受けられます。
改札を出て右手側には駅に隣接した
両国-江戸NOREN
というグルメスポットがあります。
ここには原寸大の土俵があり、
その周辺の飲食店で
ちゃんこ鍋」「もんじゃ」「海鮮」「てんぷら」などが頂けます。
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さて、
なぜ、こんなにも相撲が盛んなのか?
それは、ここ両国に
数々の名勝負が繰り広げられた舞台
両国国技館(相撲博物館)
があるからです!
年3回(1月・5月・9月)開かれる
大相撲の「本場所
開催中はたくさんの相撲ファンと
たくさんの鮮やかな相撲のぼりが並びます。
また、2020年の東京オリンピックでは
ボクシング競技会場としても使用される予定です。
余談ですが、
ボクシングは国際ボクシング連盟の運営の問題を理由に、
オリンピック競技ら外されるかもしれない
とのニュースが流れています。
毎日トレーニングを重ねている選手のためにも
行われてほしいものです。
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両国には「相撲部屋」も多数あり、
街を歩いていると
浴衣姿で自然に買い物しているお相撲さんや
自転車に乗ったお相撲さんをよく見かけ
そのたびに「相撲の街」なんだと感じられます。
おいしい「ちゃんこ鍋」のお店も多く、
元相撲部屋を使用しているお店もあったりと
内装にもこだわりが感じられます。
両国にはお相撲関連の他にも
葛飾北斎の美術館
すみだ北斎美術館」や、
江戸東京の歴史と文化を学ぶことができる
江戸東京博物館」があります。
また、多数の遊具がある公園や
静かで落ち着く公園など
暮らしの近くにあると嬉しいスポットが沢山あります。
一度訪れてみてはいかがでしょう。
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以前(2018年8月)に
両国の物件をご紹介したブログもあります。
こちらにも両国のおすすめスポットを載せておりますので
ぜひご覧ください。

それでは、次回もお楽しみに…