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<板橋区>小豆沢の由来と現在

<板橋区>小豆沢の由来と現在
皆さま、こんにちは
オークラヤ住宅の田中です!
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小豆沢の由来

小豆沢には、縄文時代の土器や石器が出土する小豆沢貝塚があります。
ハマグリ・クロダイ・真鯛・鯉・イノシシなどの骨も数多く出土しています。
同地は昔から多くの人々が豊かに暮らせる肥沃な土地だったのだと思われます。
地名の由来はいくつかありますが代表的な説として、
「平将門に献上する小豆を積んだ船が嵐で沈んでしまい大量の小豆が入った袋が流失してしまったから」という説や、
「上流から洪水によって漂着した米を村人がすくい上げ、腐ってしまう前に食べたことを臨機応変な処置としてお上から評価され、そのことを喜んだ村人が小豆飯を炊き村の鎮守である十二天社(現在の小豆沢神社)に奉納したことから小豆沢と云われるようになった」という説があります。
※十二天社とは、康平年間(1058年~1065年)に源義家(八幡太郎義家)によって観請された神社です。
江戸時代、12カ所の入り江を守る神を祀り、小豆沢村の鎮守でもありました。
毎年6月に名の由来となった古事に因み餅つき大会が開催されるそうです。
神社の名称も明治時代に十二天社から小豆沢神社に変わります。
村人たちが喜んで作った小豆飯がとても美味しかったのかなと微笑ましく感じてしまいます。

現在の小豆沢

現在の小豆沢は、都営三田線「志村坂上 駅」の東側にあります。
「志村坂上 駅」周辺にはコカ・コーラ社や凸版印刷などの大手企業があり、昼間は会社員の姿などが見かけられる街です。
小豆沢には新河岸川があり、川沿いにある小豆沢河岸広場はお花見シーズンには満開の桜を楽しめます。
また、小豆沢河岸広場ではたくさんのイベントも開催されております。
< 小豆沢河岸広場 昨年(2019年)のイベント抜粋 >
 小豆沢で乾杯 Vol.3
 国土交通省が企画するイベントで、全国の川辺に集い同時刻(7月7日午後7時7分)に一斉乾杯する風流な催し。飲み物・軽食の屋台出店や弾き語りもあります。
 小豆沢北町会 夏まつり
七夕かざり・花火・ゲームラリー(輪投げ・魚釣り)などが楽しめます。
 親子もちつき大会 & 町会防災訓練
 小豆沢神社の大きな臼でもちつき体験をし、近年増えている災害に対して防災訓練を開催し、地域との交流で助け合いや情報交換・防災力を高めます。
小豆沢は地域のイベントも多く、住みやすい街です。
< ここから小豆沢の暮らしに役立つスポットをご紹介していきます >
① セブンタウン小豆沢
ビバホーム、ヨークマート、ユニクロ、無印良品、ABC-MART、サンドラッグ、TSUTAYAなど、その他にも飲食店やサービスなどが揃っています。
② 小豆沢公園
広大な公園で、園内には野球場・テニスコート・温水プール・アーチェリー施設・体育館などのスポーツ施設も多数あります。
現在は2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて再整備中。
工事の完了予定は2020年5月で、公園利用は6月から可能になります。
新しく変わった小豆沢公園が見られるのももうすぐです。
③ 薬師の泉
薬師の泉は、中山道沿いにあるこじんまりとした日本庭園です。
小川が流れており、鯉が泳いでいるここは穏やかで癒しの空間となっています。
入場無料で綺麗な自然を堪能できるスポットです。
✤ ・ ✤ ・ ✤ ・ ✤
小豆沢はイベントが多く、地域での交流がしっかりとれる環境にある街です。
施設が充実した大きな公園もあり、大きなショッピングモールもそあるため暮らしも便利で充実します。
小豆沢神社では「小豆沢の由来」となった古事に因んだ餅つき大会が開催されたりと、年月を重ねながらも受け継がれてきたものがしっかりと残っている街です。
小豆沢が気になられた方は、一度実際に足を運んでみてはいかがでしょうか。
では、次回もお楽しみに…